
セーラー の気になるポイントも挙げてみましょう。
インクは基本的には純正を使う私は、セーラー の万年筆のほとんどをカートリッジで使用しております。
そしてそのほとんどを、非常に書き心地の良いブラック から 書き味ではやや劣るブルーブラックに変更。
(ブラックは、あとから見返した時に、味がないのよね。 書き心地は良いのですが 見た目がファイバーチップのペンとまるっきり変わらない。 と思ってしまったので 変えた。)
このところ気になるのが、棚吊り。
私がはじめて手にした プロフィット21 の H-M のインクフローがやや渋めだった時には、気にならなかった。というか 判らなかった。
しかし、インクフロー潤沢の川口スペシャルとなってから 気になり出した。
筆記中の棚吊りは不快なので、避ける為に書く前に万年筆を小さくひと振り。…というのは、なんとも悲しいではないか。
コンバータで他社製インクの棚吊りなら仕方ないですが、カートリッジのブルーブラックは純正インクですから、これは全く以て いただけません。
カートリッジをよく見てみると、内部に縦畝があります。これまで気付いていませんでした。以前は内径に縦畝は無く、カートリッジの強度も今より低かったような気が。
縦畝はカートリッジの強度を上げるのが主目的であるハズがなく、インクの棚吊り防止がその役目のハズ。
その縦畝があるにも関わらず、棚吊りが起きるのは、どういう事でしょう。
推測ですが、
● セーラー は何らかの理由で
恐らくは エコ 的な理由で原料の高騰または不足か使用制限が発生し、カートリッジ素材の組成変更を余儀なくされた。
● 結果としてカートリッジで自社の純正インクの棚吊り頻度が高くなる事が判った。
● 対策として、カートリッジの中に縦の畝を設け、棚吊り低減を図った。
● が、残念な事に、それでも組成変更前より棚吊り頻度が上がってしまった。
以上 あくまで私個人の推測ですが。
プロフィット21 梨地 18Kニブ
プロフィット21 現行型
カートリッジでの棚吊りなので、当然いづれでも起きてしまいます。
川口スペシャルでも、さすがにこればかりは避けられない。
インクフローも抜群に、軽快に書いていると、突然のインク供給不足。
棚吊りは、ペン芯から先のインクに負圧を掛けるので、さすがのセーラー自慢のペン芯をもってしても役に立たず。
私は、カートリッジに対策を施した。
現時点では、良好であります。
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