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『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』

2012年6月 7日 (木)

ある日の携帯品

ある日の携帯品


ある日の携帯品。


このところ 万年筆は細め傾向。



中央左側は プラチナ 22K 極細。

リングノート、キョクトウのエジンバラにはちょっと細い。この紙は万年筆なら中字や太字が合うのかな。
サインペンでも裏ヌケしないのでは。と思うくらいのしっかりとした紙質。
ややざらつき感があり、平滑過ぎる紙面より好ましい。

22K の純正のブルーブラックインクの紡ぎだす線は、儚げながらカスレ知らず。

あとで見返すと、我ながら意外に良い字が書けている。
しなやかな穂先を味わいながら筆記すると 私でも文字がきれいになるようだ。
穂先の軟らかさを楽しむと 筆記時の上下動が大きくなるので、当然 速く書くには不向き。


他のペン先に喩えにくいが、あえて言うなら パイロットのフォルカンを小さくした感じ。

私の極細万年筆の至宝。




中央右側は、過去にはこのブログにはアップしていないかも。

パイロットの細字。

入手してすぐに書いてみたら、あまりに良いので洗浄して仕舞っておいた。
先日 引っ張り出して使いはじめたところ。



いづれまた。


2011年8月 2日 (火)

カスタム74の リハビリ / パイロット カスタム74 SMニブ

カスタム74の リハビリ  /  パイロット カスタム74  SMニブ
 
 
使いはじめて以来、いつでも最高に使いやすくてお気に入りの  パイロット カスタム74 の SM ニブ。
 
 
これは はじめからずっと 濃淡が表現できる純正の黒インクで。
 
 
昨日  久しぶりに取り出して、仕事のスタメンに。
 
私の万年筆歴ではじめて 書きにくさを感じた。
かなりの衝撃。
 

数ヶ月ぶりと思われるので,勿論、インクの誘導テクニックは施した。
しかし、書きにくい。
カスタム74 の SFM ニブくらい書きにくい。(←自分比)
 
 
懸命にリハビリに励んだ。
   
 
今日にはだいぶ取り戻した。(汗)
 
 
現在使用中のB5リングノート との相性も否定はできないが。(こちらは別の稿に改めて。)
 

私の万年筆の筆記スタイルは確実に変わっているらしい。
 
 
セーラーの万年筆と、パイロットはフォルカンばかり使っていたからなぁ
 
 
   
数日かけてきちんと洗浄した方がよいのかも。

2011年6月22日 (水)

パイロット 742 ウェーバリー / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』 完結編 1

パイロット 742 ウェーバリー / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』 完結編 1
 
 
パイロット カスタム 742 ウェーバリー
 
…こんな写真でも、なにもないよりはマシかと思うので、ご容赦を。
 
 
 
私が万年筆を1本だけ持って行くとすれば、この ウェーバリー。
 
私とともに4度飛行機に乗っている。
 
パイロットのウェーバリーの筆記角の広さとタフなペン先に助けてもらいたい場面は多い。
 
 
こちらに余裕のない時は万年筆のペン先をコントロールできない。
私の仕事はデスクに落ち着いて書き物が出来る環境ではないので、安定して書けてしかもタフな現代のパイロットのペン先はありがたい。

例えば
・高速で行われるカンファレンス
 思考回路はフル活用.限られた時間の中でマシンガンのように話しながら の記録でもモレは許されない
 
・折り畳みのイスしか用意されない体育館の様な所での説明会
 数枚のコピー用紙でもさながら筆の様に。ウェーバリーは筆記角が広いので多少のムリを受け入れてくれる。
 
・講習会や勉強会
 実技や立ち姿勢での筆記でもペン先の角度や負担を気にしなくてよい。
 
・やや細めの中字は手帳にも
 おそらく世界一球体に近いであろうペンポイントは裏書きで細めの細字になる。手帳に細かく書き込む事も可能。(メーカーは推奨していないでしょう。あくまで自己責任で。)

しっかりしたペン先なので、砥ぎの質も安定していると思われます。
よって、ハズレ個体は少ないでしょう。
 
 
特に743にアップグレードする必要性も感じないので、私的にはコレで充分かと。
 
 
 
私にはこのペン先で味のある文字は書けない。ペン先に妙な思い入れを持たなくてよい。
 
万年筆に実用を求める時はこのウェーバリー。
特殊ペン先に分類されているが、超初心の方にはむしろこの入り口もアリだと思う。
 
ただひとつアドバイスするならば、万年筆なので筆圧は常に抜く事 を忘れずに。
 
 
 
バックは SHARP の関数電卓
EL-509F
 
あれほど苦手意識のあった シャープのピタゴラスがこれほど使いやすいとは。
 
 
 
…歳月が変えたのは、人(私)の方だろう。

2011年4月26日 (火)

セーラーのカートリッジ棚吊り対策 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その24 セーラー編8

セーラーのカートリッジ棚吊り対策 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その24 セーラー編8

セーラーのカートリッジインクの棚吊り対策に私が施したのは マジックボールをを入れる でした。
特に新手ではないです。
私にとっての万年筆は仕事の相棒なので、確実に動作し破綻をきたさない方法がベスト。

首軸に一度差し込んだカートリッジを引き抜き、通称マジックボールを入れます。
これでカートリッジはプラチ(゜_゜)☆\ぽか

通常は使い終わるまでカートリッジは抜くモノではありませんので、抜いたら若干ですがインク漏れの確率が上がりますが、一度くらいなら良いでしょう。
(セーラーのペンクリニックではあっさり抜かれますしね。。。)

通称マジックボールと呼んでいるモノは、プラチナのカートリッジに入っている ステンレス製の球体(正式名称は不明)。
プラチナのブルーブラックインクを洗い流していると、強い酸で手が荒れる。そのプラチナのブルーブラックに負けない耐腐食性能。
プラチナのインクカートリッジはこのステンレス球で栓をしているので、カートリッジには必ず一個入っている事になります。
インクフローの向上、インクの撹拌に力を発揮します。特に、古典ブルーブラックのせいか時間の経過のワリに早めに重たくなるプラチナのブルーブラックには必須の代物かと。

自称プラチナのブルーブラック使いの私には、プラチナの空きカートリッジはたくさんあるので。

で、ややプラチナ化したセーラーのブルーブラックインクのカートリッジ。
万年筆の取り回しの時に、本家プラチナほどカラコロと良い音はしませんがそれはよいとして、これを装着した 錨マーク付きの18K H-F ニブは、現在のところ絶好調です。
能率手帳ゴールド小型から、B5のリングノート(現在はアピカ。はじめて使いましたが、なかなか良いです。特に欠点が見当たらず。)まで、セーラーの万年筆らしいインクフローで、Fニブ部門では私的に最高ランクのパイロット カスタム 742 フォルカン とも互角に渡り合っています。

セーラーのカートリッジの棚吊りが改善されない限り、プロフィット H-M ニブも(なぜだか私の所有するセーラーの万年筆は中字が多い。)順次 プラチナ化してゆく予定。

…でも、面倒なので、本当はこんな事はしたくはない。

2011年4月22日 (金)

セーラーの棚吊り / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その23 セーラー編7

セーラーの棚吊り / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その23 セーラー編7
セーラー の気になるポイントも挙げてみましょう。

インクは基本的には純正を使う私は、セーラー の万年筆のほとんどをカートリッジで使用しております。

そしてそのほとんどを、非常に書き心地の良いブラック から 書き味ではやや劣るブルーブラックに変更。
(ブラックは、あとから見返した時に、味がないのよね。 書き心地は良いのですが 見た目がファイバーチップのペンとまるっきり変わらない。 と思ってしまったので 変えた。)

このところ気になるのが、棚吊り。
私がはじめて手にした プロフィット21 の H-M のインクフローがやや渋めだった時には、気にならなかった。というか 判らなかった。
しかし、インクフロー潤沢の川口スペシャルとなってから 気になり出した。
筆記中の棚吊りは不快なので、避ける為に書く前に万年筆を小さくひと振り。…というのは、なんとも悲しいではないか。

コンバータで他社製インクの棚吊りなら仕方ないですが、カートリッジのブルーブラックは純正インクですから、これは全く以て いただけません。
 
 
 
カートリッジをよく見てみると、内部に縦畝があります。これまで気付いていませんでした。以前は内径に縦畝は無く、カートリッジの強度も今より低かったような気が。

縦畝はカートリッジの強度を上げるのが主目的であるハズがなく、インクの棚吊り防止がその役目のハズ。
その縦畝があるにも関わらず、棚吊りが起きるのは、どういう事でしょう。

推測ですが、

● セーラー は何らかの理由で
恐らくは エコ 的な理由で原料の高騰または不足か使用制限が発生し、カートリッジ素材の組成変更を余儀なくされた。

● 結果としてカートリッジで自社の純正インクの棚吊り頻度が高くなる事が判った。

● 対策として、カートリッジの中に縦の畝を設け、棚吊り低減を図った。

● が、残念な事に、それでも組成変更前より棚吊り頻度が上がってしまった。

以上 あくまで私個人の推測ですが。

プロフィット21 梨地 18Kニブ
プロフィット21 現行型

カートリッジでの棚吊りなので、当然いづれでも起きてしまいます。

川口スペシャルでも、さすがにこればかりは避けられない。

インクフローも抜群に、軽快に書いていると、突然のインク供給不足。
棚吊りは、ペン芯から先のインクに負圧を掛けるので、さすがのセーラー自慢のペン芯をもってしても役に立たず。

私は、カートリッジに対策を施した。
現時点では、良好であります。

2011年3月14日 (月)

フォルカンの コシ と BBKインク / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その22 パイロット編11

フォルカンの コシ と BBKインク / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その22 パイロット編11
 
パイロット カスタム742 フォルカン
 
ただただ軟らかいイメージがつきまといがちですが、フォルカンには実は 筆記時にしっかりとしたコシがあるのです。
そして筆記時の愉しさは純正のブルーブラックインクによってさらに高みへと向かうようです。
 
 
 
ある日 机の上に1枚だけ貼り付けた付箋紙にメモ書きし、その時に気付きました。
フォルカン独特の深いストロークの奥に、カッチリとした【コシ】を感じました。
どこまでも軟らかいペン先ではありませんでした。
 
 
何度か書いていますが、私は仕事中は立ったまま リングノートを片手持ちでの万年筆での筆記がほとんど。
たまにデスクらしきものの上にノートを置いても筆記面はタップリとした紙面上だし、クリップボードでも10枚以上の紙の上での筆記なので、正直なところその時まで感じませんでした。
 
 
 
この パイロットカスタム742フォルカン には初めからずっと 純正のブルーブラックのインクを入れ、そしてこの組み合わせを非常に気に入っています。
 
 
パイロットのブルーブラックインクは、筆記時の色味がなかなか良い。濃淡も好きだ。さらにあとから見返す時に 良い味が出ている。
他のカスタム達(…フツーのFやMは持っていませんが…)より、このフォルカンで書くと筆記線が まるでわずかに盛り上がっているようなカンジになります。

さながら顔料インクのよう。

紙面の細字の筆記線にタップリとインクが乗るので、紙質は選ぶかも。
インクフローの良いフォルカンと組み合わせると、抜群に良い純正のブルーブラック。
フォルカンはインクフロータップリですが、細字なのでメインの手帳の能率手帳ゴールド小型との組み合わせも良い。

非常に滑らかながら、紙面の極々わずかな凹凸をペンポイントが拾ってくれる。

…まるで上質なクルマのハンドルに伝わる路面のインフォメーションのようだ。
レコード盤の溝をトレースするレコード針ってこんな感じなのだろうか。。。
 
 
 
細字ランキングのトップの座を 私のスタンダードのプラチナ22K 細字ニブと競っている。
現在のポイントは、インクを含めた万年筆の総合評価だ。
私はプラチナのブルーブラック使いの自負があるが、現在はパイロットのブルーブラックにやや押されている。
 
 
細字ではインクの減りが遅い。
しかも現在の私の選ぶスタメンは6本以上なので、なおさら遅い。
 
 
 
★ プラチナ ブルーブラックの欠点
 
私がずっとカートリッジで使用しているプラチナのブルーブラックは、開封して時間が経過するのに比例して、紙面でのインクの乾きが悪くなるのが欠点である。古典ブルーブラックは、生鮮食品に近い。賞味期限が短い。
 
 
対するパイロットのブルーブラックは、万年筆の中にとどまっている間に性能が落ちにくい印象。
暫く放置し、いきなり使いはじめても、色味の変化や筆記後の乾きに変化をあまり感じない。
 
 
このインクの安定性はすごいと思う。私のようなマメではない者には非常にありがたい。
そして、この高性能インクを使って筆記する万年筆の評価は当然上がる。
 
 
 
この原稿の最後に
 
私は フォルカンの【コシ】と書きましたが、あるいはこれはフォルカンのしなりの限界点かも知れません。 
常に感じてはイケナイものかも知れません。
 
 
 
私などに フォルカン を語る資格があるかどうかは知りませんが、このニブほどかなりマルチに使え、かつ愉しい万年筆は少ないでしょう。インクの性能も含めて。

2011年2月20日 (日)

PILOT ショートボディ 赤軸 18Kニブ PA13(仮称)その1 / μ701 のプロトタイプな万年筆

PILOT ショートボディ 赤軸 18Kニブ PA13(仮称)その1 / μ701 のプロトタイプな万年筆



 
左から
 
・パイロットの名称不明の80年製 14KのFニブの万年筆
 
・真ん中は みなさまご存知のパイロット エリート ショートボディ はっぱふみふみ の 14Kニブ
 
・右の赤軸が今回の主役の ショートボディの万年筆
 
赤軸の他に黒軸と青軸もあります。
 
 
ちなみに、バックは 現在の仕事の記録用のアビカのB5サイズのダブルリングノート
アビカのノートは初めて使いました。これは良いノートです。リングノートの基本をしっかりおさえています。さすがは私の行きつけの文具店のセレクト。
 
 
 
さて、今回の主役の赤軸のショート万年筆
 
外観の特徴は、クリップの形状とキャップリング部とバレルの大きめの段差。
クリップの形状は特徴的なですね。
キャップリング部分を厚めにとって豪華さを演出。
 
 
 
パイロット製なので、ペン先の製造年月が判ります。
 
 
PILOT
18K-750
〈F〉
JISマーク
H-175
 
 
パイロットにはあまり多くはない(といっても絶対数が多い)18Kニブ
1975年1月
平塚工場製。
 
ちなみに、1975年は大阪万博の5年後ですね。大阪万博ののちに日本のGNP(GDPにあらず)はドイツを抜き世界第2位に躍進。高度経済成長期の日本。
時代背景はそんな感じですね。
 
 
尻軸の裏には
PA13
の焼印
 
今回はこの焼印を この万年筆の仮称にしました。
 
 
 
ペン先のタッチはしなりを少なく硬めにセッティングしてあります。指先には やや厚みのあるしっかりとしたペン体が感じられます。ニブ自体に相当な重量があるような感じ。
しかしながら、筆記時にキュッと力を加える場面では、パイロットお得意の縦方向の深いしなりを感じさせます。その時にパイロットの軟調のペン先とは違い、ペン先はあまり開かない。
 
 
インクフローは絞り気味のセッティング。用途は手帳での使用中心の位置付けでしょうか。
 
 
 
…実は 同社の旧いカートリッジのカラーインクを所有しており、軸色と時代に合わせてその赤系統のインクを入れて使っていたのですが、たった2〜3日放置すると書けなくなってしまう。。。
 
で、使い慣れた現行のブルーブラックに変更。
これで数日放置しても好調。インクフローも向上。(キャップの気密度はやはりあまり高くはない。)
 
 
 
…私は、その日のスタメンでない万年筆はその日に持って行かない鞄の中にペンケースやペンシースに入れて立てて待機させている事が多い。
あくまでもスペースの問題で深い理由はない。
しかし、この万年筆にとって気の毒な一時保管方法は、万年筆のペン芯の性能・キャップの気密性・インクの性能を短期間で私に教えてくれる。
ちなみに絶好調の 黒インク入りパイロット カスタム 74 のSMニブ は、3週間以上そのまま保管後に、キャップの開けて一画目からきちんと書ける。
(インクを入れたままの万年筆の一時保管は、水平に横置きをおすすめすします。)
 
PILOT ショートボディ 赤軸 18Kニブ PA13(仮称)その1 / μ701 のプロトタイプな万年筆 
 
このショートボディの万年筆は、高名な二右衛門半さんのブログですでに紹介されており、それにより私はこの万年筆のエピソードを知った次第。
 
 
それは 万年筆の世界的コレクターのS氏より直接の会話による情報だという事です。
 
パイロットが ペン先までステンレス製のあの美しい μ701 を創る過程でプロトタイプ的な役割を持って創られたモデルらしいです。比較的珍しいモノでタマ数が少ないそうです。
 
PILOT ショートボディ 赤軸 18Kニブ PA13(仮称)その1 / μ701 のプロトタイプな万年筆 
 
確かに、クリップの造型は非常に良く似ている。
 
 
 
他に特徴として、キャップリング相当の部分とバレルに段差が設けてあり、ここでそれまでのいわゆるショートタイプの万年筆のデザインから一段高級感を出す事にチャレンジしている。
 
PILOT ショートボディ 赤軸 18Kニブ PA13(仮称)その1 / μ701 のプロトタイプな万年筆 
 
今回は特に大事なペン先を上手く撮影できませんでした。
近いうちにμ701の復刻版のμ90との比較画像を残しておきたい。
(μ701は残念ながら所有していない)
 
 
…なにやら中途半端なままこの稿を終わる。
 
 
 
参考文献

二右衛門半さんのブログ
(リンク先URL編集待ち)
 
 

2011年2月 6日 (日)

名称不明のパイロットの万年筆 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その21 パイロット編10

名称不明のパイロットの万年筆 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その21 パイロット編10


 
これは パイロットの旧いモデル 
 
正式名称不明。
 
 
 
今年の手帳の母艦は、小さいながらも引き続き 能率手帳ゴールド小型 です。
 
能率手帳の紙面は万年筆との相性も良く、国産の万年筆なら EF から M まで幅広く受け入れてくれます。
(描線は細めにキュッと締まります)
 
 
ここのところ、カートリッジの黒インクを入れたパイロット カスタム 74 の EF を合わせていましたが、これが併用する仕事のノートには(現在は キョクトウ・フォブコープ・B5)、ちとつらい。

パイロット純正の黒インクは、定着性の重視と滲んで筆記線が拡がるのを嫌っての事だろう インクフローがやや渋めの設定。
(これは はじめに純正のブルーブラックありき の比較だ。このカスタム74には純正の黒インクしか入れた事がないので、ブルーブラックでどう変化するかは予想は出来ても事実は不明だ。EFニブに黒インクで、小さな紙面のゴールド小型に小さな文字がぎっしり気持ち良くたくさん書き込めるのだ。指先に伝わるペン先が拾う紙面の摩擦感がお気に入りだ。)
 
手帳より大きめの文字で自己MAXの速書きで記録するB5サイズのノートの方には さすがにしっくりこない。。。
 
 
3号ニブの カスタム の EF なら どちらにも問題なく快適に書ける。(こちらは純正のブルーブラックしか入れた事がない。。。)
 
3号ニブと5号ニブとの違いか?
それともそれぞれのインクの性能(役割?)の違いか?
私は一度インクを決めたらあまり変えない方(洗浄が面倒なだけだ)なので、想像でしかない。

 
 
 
そんなワケで、どちらにも合う万年筆を「箱」から探してみました。
(1本だけで まかなってみようという私的には絶対に無理な企画だ。
…いや待て。それなら3号ニブのカスタム EFで良いではないか。 それで既に自己完結している。
…しかしすでに書き味や使用法が自分なりに完成すると満足して使用頻度が落ち、次のターゲットを探すという危険な身体になっている兆候ではないかと悶絶)
 
 
 
まず、定番の パイロット エリート ショートタイプ に純正のブルーブラック
 
クラシカルな手帳の方には、やはり 時代 なのかな。ショートの万年筆は 似合い過ぎ です。
しかし、B5のノートには小さすぎて合わないかな。
 
キャップが板バネスライド嵌合式の万年筆は、回転式キャップに比べてスピーディーと思われがちですが、ショートタイプの万年筆はレギュラーサイズの万年筆に比べて実は、首軸に相当する部分が長いので、キャップを抜く時のストロークが長く、その動作が大きくなり、こまかな抜き挿しに向かない。
丁寧に真っ直ぐに抜かないと、キャップと擦れて首軸やペン先をキズだらけにしてしまう。キャップが細いので、ペン先収納時も注意が必要だ。
 
私的には、回転式のキャップの方が、ペン先にも安全に抜き挿しできるし、動作も速い(気がする)。
 
 
久しぶりに名称不明のコレを使ってみた。
 
バネ式の大きめのクリップが印象的なパイロットの万年筆。
名称不明のパイロットの万年筆 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その21 パイロット編10 
よく見ると、キャップリングは、カスタムシリーズと同じダブルリングのデザインではないか。(左は カスタム 74 の EF)
 
【脱・エリート】 かな?
 
名称不明のパイロットの万年筆 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その21 パイロット編10 
ペン先の刻印は
 
PILOT
14K-585
<F>
JISマーク
H280(フードの陰になっていますので、この画像では見えませんが。)
 
 
1980年2月
平塚工場製
 
ですね。
 
 
寸が短めのペン先のタッチは、しなり を感じさせない。
 
インクフローは丁度良い塩梅だ。 
 
手帳には パイロット純正のブルーブラックの濃淡が出て、見返す時に味があってよろしい。
キョクトウの、インクをやや多めに吸い込む紙面のB5のノートにも ストレスなく快適に書ける。 
 
パイロットのしっかりした細字ペン先は使いやすい。
 
…そういえば、所有する現行モデルのパイロット カスタムシリーズ系統のニブはS系統のペン先や特殊ペン先ばかりで、普通のFやMニブを持っていない気がする。。。
 
 
ペン先収納時に、能率の小型の手帳と同じくらいのサイズなのも持ち運びに便利。(カスタム74は比較して長い)
小型で細身なので、押しが強すぎなくて、これはマルチに良い。
クリップの出来も非常に良いが、そのまま上着のポケットなどに放り込んでも良い。
 
 
 
ただ、少々高級で重さのあるペンに慣れてしまったようで、この少々軽いペンには、カートリッジに鉛を巻いて少し重くしてある。
 
 
E300の重量バランスとバレルの質感が懐かしい。
…あのコンバータはメタルの重量感が良かった。
換装したいところだが、ゴムサックのインク漏れは怖い。

長くなったので、ひとまず終わる事にする。

2010年11月16日 (火)

パイロット カスタム EF / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その20 パイロット編9

パイロット カスタム EF / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その20 パイロット編9

ここのところ、万年筆は 中字 や 細字ながら中字寄り を中心に使い込んでいましたが、
私を極細の魅力に連れ戻してくれた1本
 
 
パイロット カスタム EFニブ
 
 
軸が地味なためか、はたまたエコノミークラス(?)だからなのか、正当に評価されていない気がしますが、この3号ニブの出来は非常に良いです。
 
 
 万年筆の
   全てのクラスに
          死角なし
 
 
と一句ひねってみました。恐るべしパイロット コーポレーション (汗)
 
パイロット カスタム EF / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その20 パイロット編9 
 
 実は パイロット は、3号ニブのこのクラスにも かつてはソフト調の〈S〉系統のニブをラインナップしていました。
こちらの〈SF〉は 以前エントリしたので、(あちらのブログの方だったかな?)またいづれ書きたくなったら書きます。非常に良いです。
カスタム 74 の 5号〈S〉系統のニブ も好きですが、この 3号ニブの〈SF〉も私は好きです。
 
 【カスタム】 の旧いモデルの方も(カスタム74 が 67 からモデルチェンジになったように)マイナーチェンジしているようです。

一見して外見こそ同じですが、ソフト調ではないBニブでさえ 現行ニブより やわらかタッチ でした。
Bニブは ほとんど使わないのに思わず確保しようとして、なんとか踏みとどまりましたが。
 
 
 旧い方のモデルは、
 
・軸に貼ってあるステッカーが赤い

・おそらく ニブの弾性が違う

・インナーキャップの内部形状が違い、機密性(訂正→)気密性が高い。
(実際にキャップを抜けば違いが判ります。機密性(訂正→)気密性がやや高すぎるようで、ペン先がインクでよごれたりします。)

などの違いがあります。(←これくらいしか 知らない....)
 
 
 現行モデルでも、このデザインが【大嫌い】で【とてもガマンならん】と思っていなかったら、是非に。 と おすすめします。
 
 心地よい弾力を感じられる繊細かつダイナミックな14Kニブを味わうと、高価でダメな万年筆が、自分の中であぶり出される ある意味おそろしいモデルです。
 純正のブルーブラックを入れたなら、極細のEFニブでペン先を紙面上で速く大きく左右に振っても全くのカスレ知らずです。
パイロットのインクの性質と、パイロットの万年筆のインクフローの良さを体現した1本。
 
 
ゆっくりしっかり書きたい向きには黒インクが適。
黒インクの方が、若干落ち着いたインクフローになるようです。
 
 
 
 ZEAKさんのところで、この3号ニブがぺんてるの万年筆 ランスロット にOEM供給されているのが紹介されています。
(あえて リンクせず)
 
 
…極細のペン先で手帳に小さな文字から、大きな紙面に心地よく大きな文字まで自在に書ける万能の極上ニブですよ。

2010年11月10日 (水)

プロフィット21川口スペシャル その後 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その19 セーラー 編6

プロフィット21川口スペシャル その後 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その19 セーラー 編6

今 私が最もかわいくてしょうがない万年筆がコレ。
 
 
セーラー プロフィット21 H-M 川口スペシャル(←勝手に命名)
 
 
どこにでも連れて行く位の溺愛ぶり。
 
 
…この個体には特別の思い入れが詰まっているのだ。
 
 
 そのポテンシャルの高さを感じつつも、今ひとつ思い通りにならない。
しかしある日、苦楽を供にした相棒が、ついにその潜在能力をフルに発揮する…。
おあずけをたっぷりとくらったあとにやってくる快感は、脳内に溢れんばかりの快楽物質を充満させるようだ。
 高名な脳科学者によると、脳は本来 快楽主義者なのだそうだ。さすれば、この情況(状況)には誰もが滅法弱いハズである。
 
この辺りにも、ペンクリニックの存在する価値(罠?)があるのかもしれない。
 
 
 
 さて、この個体との出会いは、とある文具店で とある万年筆を購入した時。
 そちらの方の万年筆は現在 私が自らの手に合わせてペン先を育てている。
その万年筆のペン先には少々クセがあるが、その事は承知して購入している。
筆記線はスタブの様に縦に太く横に細い線に…
 
 
…おっと 話題が逸れた
 
 
 私は ある重要なプロジェクトの為にその地を幾度も訪れていた。
そんな中、どうしても店の奥の棚に隠されている「箱入り娘」のシェーファーに会いたくなってその文具店を再度訪れた。
しかし残念な事に「箱入り娘」のシェーファーとは破談になった。 
といっても、そのまま帰るワケにはいかない。いろいろと楽しませていただいた礼に、1本連れて帰らなければなるまい。
…「ひやかし」だけでは、正確には客ではない。…
貴重な時間を私に割いて応対して下さった店主様には、礼を尽くさないわけにはいかない。
(…そこのお若いの〜。 大ベテランのプロのエッセンスをタダで頂く っつうのは商人((←あきんど とお読み下さい)) に失礼ってモンだろぅっ? えぇっ)
 
 そこで、それまであまり縁がなく、あまり所有していないセーラーのしっかりとした中字を選ぶなら と、いうワケで、ウチのコになってもらった。
 
 
…いやいや まだ話題が逸れている。
 
 本題は 川口先生に診ていただいた このプロフィット21 のその後のハナシであった。
 
 
 以前に書いたが、調整前にはスリットはペンポイントの少し手前で閉まっていたのだ。ここでインクの流れが悪化していた(たぶん)。 
 
プロフィット21川口スペシャル その後 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その19 セーラー 編6 
調整後には、スリットは以前に比べて美しく開いている。
ハート穴からペンポイントにかけて徐々に閉じてゆく。
 
 あの状態から一発(スリットを開くのには1秒)で この状態にもってきてしまうテクニックはスゴい。
自社のペン先とはいえ、3次元の世界で ここまで自在にコントロールできるとは思ってもいませんでした。 
 
…プロフェッショナルって スゴい。
 
 
あれから、インクフローの潤沢なM字幅は安定して健在。調整戻りは発生していない。
 
インクを純正のブラックからブルーブラックに変更してフローの変化を楽しんでいるワケです。
 
 
…以前は好まなかったセーラー純正のブルーブラックがとても気に入ったのは なぜ?

より以前の記事一覧