2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

ウェブページ

無料ブログはココログ

« EOS 5D Mark Ⅱ 賛歌 | トップページ | EOS 5D 初代 賛歌 , ちょっと寄り道 / Nikon D5000 »

2022年5月22日 (日)

EOS 5D 初代 賛歌 その 1 / 画素ピッチから考える。ニコン編。Nikon D40X

Img_20220511_2302114_20220511231838_2022


画素ピッチ 6.0 μm の Nikon D40X

−−−−−−−−−−

Nikon D40X をようやく手に入れた。色調整もまあまあ上手くいった。これからもう少し追い込んで行く。
これで
D70s , D50 , D200 , D40 , D40X , D60 , D3000
CCD センサーのラインナップが揃った。ニコンの色作りの歴史が追える。

「 ピクチャーコントロール 」以前の「 仕上がり設定 」にも少し慣れてきた。
RAW + BASIC で撮って NX Studio で現像している。
NX-D とかの以前の純正現像ソフトだと「 D ライティング ( アクティブじゃない方 ) 」が使えたりするようだ。
各項目「 オート 」だと場面によって油絵っぽくなる。作画が安定しないので、「 オート 」は使わない。
サブ機なので D40X の個性を生かして
輪郭強調 + 1
階調補正 − 1
カラー設定 Ⅲa
彩度設定 0
色合い調整 0
として、ほぼストレート現像している。

この記事はタイトルにある通り
EOS 5D 初代 賛歌 その 1
である。
ニコン編は序章にすぎない。

−−−−−−−−−−

Nikon D40X
2007 年 03 月発売

撮像素子:
DX ( APS-C )
SONY 製 CCD

有効画素数:
1020 万画素

画像処理エンジン:
無名

画素ピッチ
6.0 μm

−−−−−−−−−−

先日、あるフォトグラファーの作品を拝見する機会を得た。
Nikon D5 をお使いだった。高画素機が必要な仕事では D810 をお使いになる事もあるそうだ。
シャープでキレのある作品であった。いまさらであるが、D5 の画素ピッチに興味が湧いた。

ひと通り調べてみた。

▽▽▽▽▽

画素ピッチ ( 大きい順 ) , 有効画素数 , 映像エンジン , センサーサイズ , 発売年月

※ 画素ピッチは私が逐一計算したものではない。ざっと調べたものなので誤差を含んでいる。
※ 撮像素子の特に記載のないものは CMOS センサー。
※ 常用感度は特に記載のないものは ISO 100 〜。
※ Nikon DX は所謂 APS-C , FX は 135 判 所謂フルサイズ。
※ ● は所有機 , ▲ は処分済。
※ 一覧に不備はあると思います。ご容赦願います。

□□□□□ Nikon □□□□□

D2Hs , 9.4 μm , 410 万画素 ( LBCAST ) , 映像エンジン無名 , DX , ( ISO 200〜 ) , 2005 年 03 月
 ※ 410 万画素で大丈夫なら広大な画素ピッチ。但し DX 。
 ※ LBCAST は ニコン独自設計、ルネサス製造。

D3:8.45 μm , 1210 万画素 , EXPEED , ( ISO 200〜 ) , FX , 2007 年 11 月
 ※ さすが、絵の評価の高い D3 は 8 μm 越え。センサーは ニコン独自設計、ルネサス製造。

D700:8.45 μm , 1210 万画素 , EXPEED , ( ISO 200〜 ) , FX , 2008 年 07 月
 ※ D700 も通の方々の評価の高い機種。なぜならセンサーと画像エンジンは D3 と共通。ボディサイズはミドルだがずっしりと重い。

D3S:8.45 μm , 1210 万画素 , EXPEED , ( ISO 200〜 ) , FX , 2009 年 11 月
 ※ D3S の FX フォーマット CMOS センサー( 36.0 × 23.9 mm )は、カタログスペック上は D3 と同じであるが新規開発されたもの
 
7.8 μm ( CCD , 610 万画素 ) ( ISO 200 〜 ) , DX
D100 , 2002 年 06 月
D70 , 2004 年 03 月
● D70s , 2005 年 04 月
● D50 , 2005 年 06 月
● D40 , 2006 年 12 月
 ※ 名機 D40 はシンプルなのも手伝って高画素機が必要でなければ現行品として問題なく使えるレベル。( 私は CCD 機に高感度性能はハナから求めていない。)
 ※ ここまで ニコン機は ISO 200 〜 のエクスキューズが付く。ここが残念。

Df:7.3 μm , 1625 万画素 , EXPEED 3 , FX , 2012 年 03 月
 ※ Df に特段興味は無かったが、私の中で上位に浮上してきた。

D4:7.3 μm , 1620 万画素 , EXPEED 3 , FX , 2012 年 03 月

D4S:7.3 μm , 1623 万画素 , EXPEED 4 , FX , 2014 年 03 月

D5:6.45 μm , 2082 万画素 , EXPEED 5 , FX , 2016 年 03 月
 ※ 2000 万画素あれば、仕事の運用でも問題無い。画素ピッチ 6 μm 以上あれば、絵はかなり良い。見合ったレンズを使えばキレも抜群。縁があったら是非入手したい。
 ※ センサーは東芝製 , のちに買収により SONY 製となる。

6.0 μm , ( CCD , 1020 万画素 ) , DX
● D200 , 2005 年 11 月
● D40X , 2007 年 03 月
● D60 , 2008 年 02 月
● D3000 , 2009 年 08 月
 ※ 画素ピッチ 6.0 μm が、私的にはボーダーライン。

● D600:5.97 μm , 2426 万画素 , EXPEED 3 , FX , 2012 年 09 月
 ※ 豊かな階調と「 今 」の絵づくりが同居している。CG 寄りの絵作り。

D750:5.97 μm , 2432 万画素 , EXPEED 4 , FX , 2014 年 09 月

D3X:5.94 μm , 2450 万画素 , EXPEED , FX , 2008 年 12 月

▲ D300:5.48 μm , 1230 万画素 , EXPEED , ( ISO 200〜 ) , DX , 2007 年 11 月
 ※ D300 は良い絵を出すカメラだったが、電気系統トラブルのため残念ながら処分。

D90:5.48 μm , 1230 万画素 , EXPEED , ( ISO 200〜 ) , DX , 2008 年 09 月
 ※ センサーと画像エンジンは D300 と共通。違いは AF。
 ※ DX ( APS-C ) では 1200 万画素辺りが画像ピッチ下限かも。

D5000:5.48 μm , 1230 万画素 , EXPEED , ( ISO 200〜 ) , DX , 2009 年 05 月
 ※ D60 の後継機
 ※ D90 と共通のセンサーと画素エンジン
 ※ 意外に名機かも。1200 万画素センサーの D300 , D90 , D5000 は狙い目か。注目。
 ※ D300 , D90 , D5000 のセンサーは ISO 200 〜 がイタい。

☆ 以下は画素ピッチが狭いが、2008 年頃迄の CMOS と世代が違い過ぎて ひと括りにはできない。

D800:4.88 μm , 3630 万画素 , EXPEED 3 , FX , 2012 年 03 月
D800E:4.88 μm , 3630 万画素 , EXPEED 3 , FX , 2012 年 04 月

D810:4.88 μm , 3635 万画素 , EXPEED 4 , FX , ( ISO 64 ~ , ローパスフィルターレス ) , 2014 年 07 月
 ※ D800 が商業的に成功しているので、低感度 ISO 64 〜 の D810 はスペックでは確かに「 ニコン最高画質 」かもしれない。是非この手で試してみたい。

D7000:4.79 μm , 1620 万画素 , EXPEED 2 , DX , 2010 年 10 月
 ※ 2010 年の 5 μm 以下は階調豊かな絵を期待出来るのか。1600 万画素センサーは ニコン機では未体験。

D500:4.2 μm , 2088 万画素 , EXPEED 5 , DX , ( ローパスフィルターレス ) , 2016 年 04 月
 ※ DX フラッグシップだが、画質には不満の声を聞く。

● D3300:3.9 μm , 2416 万画素 , EXPEED 4 , DX , ( ローパスフィルターレス ) , 2014 年 02 月
 ※ これぞ SONY センサー。ほぼ CG 。非常にデジタル臭いが そこが「 今 」の絵 という事か。私的には絵の調整はまだ充分にトライしきれていない。

D7200:3.9 μm , 2416 万画素 , EXPEED 4 , DX , ( ローパスフィルターレス ) , 2015 年 03 月
 ※ D3300 とセンサーメーカー違い。東芝謹製。試してみたいが サブ機としては まだ高い。
 ※ 同じセンサーと画像エンジンの D3400 が狙い目。

△△△△△

いかがだろう。
画素ピッチ 8 μm 以上あると文句なしに絵の評価は高い。6 μm が下限のボーダーライン。
FX は 2400 万画素、DX は 1200 万画素までが 良い絵を出す性能限界ではないだろうか。
DX 1200 万画素センサーは、技術の進歩が速い時期だったようで すぐに 1600 万画素センサーが登場する事で、短命だったが出来は良い可能性が高い。SONY 製 610 万画素センサーや 1020 万画素センサーのようにその性能をしゃぶり尽くすような使われ方をしていないが その潜在能力は高いかもしれない。
Nikon D300 を失っている今、過去に D5000 を 2 度スルーした事を後悔している。
私的にはこれから追求してみたい気もするが、フルフレームセンサーとの超えられない壁もあり、そちらに注力してみたい。
DX センサーは 今後の ご縁 によるかな。

ちなみにこの原稿執筆時、巷では Nikon Z9 が話題だ。
と 書いておこう。

« EOS 5D Mark Ⅱ 賛歌 | トップページ | EOS 5D 初代 賛歌 , ちょっと寄り道 / Nikon D5000 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。