ついに銀塩ニコンの FP 発光をてにいれた。前編 / Nikon F90Xd + SB-26
Nikon F90X
( 1994年10月~ )
+ SB-26
( 1997年11月~ )
( ニコン初の FP 発光対応機種は 1992年09月発売の F90 + 同年10月発売のスピードライト SB-25 である。)
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ついに、日中シンクロのできる FP 発光可能な銀塩カメラとストロボセットを てにいれた。
以前にも書いているが、私はネットオークションを使わない。実店舗で現物を見てのみ購入している。
合計 1,500 円なり。
銀塩カメラはまだしばらくは楽しませていただこう。
私的に初の FP 発光セットは、やはり世界初のオリンパスで実現したかったが、1986 年発売の OM-4 Ti も フルシンクロフラッシュ F280 も、ジャンクでは見た事が無い。中古でも見た事が無い。
私的には、8 年遅れのニコン F90XD で最初に実現となった。
フロンティアのオリンパスと、ニコン( 中身はナショナルだと思うが… )の 6 年の差は、オリンパスの特許があるのかな。
さて、FP 発光を実際にやってみる。
冒頭の画像は F90XD + SB-26 だが、この時の組み合わせは F90XD + SB-28 であった。
スピードライトを FP 発光モードに切り替える。
( M にして、+ または - キーを何度か押していくと、FP と表示がでる。)
シャッタースピードが 1 / 250 sec. を越えて、1 / 320 sec. , 1 / 500 sec. , 1 / 2000 sec. , 1 / 4000 sec. と上がって行く。
F90XD に装着した SB-28 は、順調に発光している。
快感である。非常に快感である。
実際には、F90X のシャッタースピードは、1 / 250 sec. が限界なのだが、そこから先は、先幕と後幕のスリットが狭くなって露光時間を短くしているのだね。
私が 銀塩カメラやメカニカルカメラが好きなのは、実際に自分で操作している感 が好きだから というのが大きい。どれも 鑑賞に耐えうる美しさも持っているしね。
しかし こと ストロボワークに関しては別の引き出しの中の事である。
所詮、カメラとストロボの調光は人間業では実現できない速度レベルでのお話なので、最新型が最も優れている といえる。それで良いのだ。
X接点のシンクロレベルですら、ヒトは自力ではシンクロ不可能である。カメラのシャッターとストロボの発光ボタンを いち に の さーん とやっても、絶対にシンクロできない。
今では古典的とさえいえるオートストロボですら、人間業では到底 制御できないのだ。
だから、ストロボは より新しいモデルが必要なのだ。対応するボディも 当然必要という事になる。
ちなみに、キヤノンではこの技術が得意ではないらしく、2000 年発売の EOS 7 とスピードライトEX シリーズあたりで実現したらしい。
ついでに、 F90X のマイチェン前のオリジナル F90 と、同世代のライバル機とを 簡単に比較してみる.
1992年09月~ ,Nikon F90 ,3Dマルチパターン測光, FP発光対応, 1 / 8000sec., X=1 / 250 sec.
1992年11月~ ,Canon EOS 5 QD,視線入力, 1/8000 sec., X=1/200 sec.
測光にこだわる ニコン と、新機軸の(のちに消えてしまう)視線入力を取り入れた キヤノン。好対象。
では、重量は
F90XD:
約 775 g
EOS 5 QD:
約 675 g
F90XD は 単3アルカリ乾電池 4 本でさらに約 96 g 増,
一方の EOS 5 QD は、2CR5 で約 38 g 増.
F90X D の方が 158 g 重い。レンズ込みでは、もっと差が開くだろう。キヤノンのプラスチック鏡胴のレンズはニコンのレンズより概ね軽い。
F90X の方が重いが、質感は断然 F90XD の方が好みだ。手振れも起きにくいだろう。
一方の Canon EOS 5 QD は、プラカメ然としている。そのわりには見た目ほど軽くはない。しかし、キヤノンお得意の AF 速度を考えると、プラ鏡胴のレンズで精度をしっかり出してくる技術は一日の長がある。
さて、冒頭の画像が F90XD + SB-26 なのは、この組み合わせでまだ FP 発光ができていない時のものである。
F90XD + SB-28 の銀塩最強セットは、オフィスから自宅に持ち帰った。
こちらは 1,300 円なり。
ポジでも定評のあるこのセットの調光が破綻するところをみてみたいとさえ思う。
桜の花びらの散る季節は終わってしまっているが、まずはネガで、さて 何を撮ろうか。
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コメント
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ご無沙汰しております。
相変わらず、盛んですねぇ!
その昔、小学生の頃でしょうか、友人のピッカリコニカと「いち に の さーん 」やりました。
もちろん私のPENTAX SLのネガは真っ白でした(^^;)
投稿: KITA | 2016年5月24日 (火) 17時11分
みんな、一度はやりますよね~
こんばんは。お盛ん過ぎて自分でも困っています。
大人になったら、「いち に の さーん」方式より、こちらはバルブ気味のスローシャッターで構えて、そこにフラッシュをブチこんでもらうのが有効だと思います。
今度、やってみようかな。
投稿: Hagy | 2016年5月24日 (火) 20時12分