PreAns の使い方 Part.3 / CASIO fx-915ES
私はこんな場面が多かったりするのだが,こんな場面では 慌てず騒がず PreAns を呼び出せば良いのだ.
キーインは以下.
[ ALPHA ] [ PreAns ] [ = ]
で,先ほどの正解を呼び出せる.
( 数値を評価したので,【 PreAns 】は【 Ans 】に書き替わっている事に注意.)
今度は検算を間違えないようにする.代入する時には PreAns ではなく,Ans を利用する.
( この場面では Ans = r = 6.203504909 . PreAns = 1000 . に更新されている. )
検算の答えが 1000 になれば先ほどの r の値は正しいワケだ.
PreAns メモリのおかげで,打鍵ミスがありながらも 得るべき答えである r = 6.203504909 を失ってはいない.
旧機種なら,検算すると当然答え r = 6.203504909 を失ってしまう.
しかし,PreAns 機能を持つこの機種なら ここで再度 PreAns キーを叩くと,
6.203504909
を返す.なかなかに便利だ.
正解については 履歴の閲覧でも良い.
だが方程式なので,チャチャッとやるとラストアンサーが含まれており,再利用は困難だ.
と,まあ こんな使われ方が最も頻度が高いだろう.
これは,hp の関数電卓がずっと昔から持っている機能 【 ラストX 】 の概念に近い.
ラストX は,レジスタを意識的に使う hp の 15c や 35s などの RPN 電卓の4段のレジスタには入っておらず,X レジスタの数値が書き換えられる時に 前の値が内部の一時メモリに保存され,更新される.
アッ と思った時に救われる.
PreAns 機能によって,ようやく Last x や Undo 的な機能を持った事になる.
hp から何年遅れの機能だろう.
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PreAns = 1000 に更新されている.は間違い.
訂正します.
投稿: Hagy | 2013年4月27日 (土) 17時17分