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2013年2月13日 (水)

キヤノンの電卓 / Canon KS-102

キヤノンの電卓 / Canon KS-102


写真は

Canon の電卓 KS-102

以前にアップした キヤノン の加算器方式電卓 (過去記事) と同じ流れのデザイン。(いまだに詳細なデータを上げていない。。。)

アイボリーの筐体や黄色のクリアキーの暖かみのあるデザインが好みだ。

数値は、お馴染みの例題
2√((1/8)^2+(1/12)^2)^-1
(8の逆数の2乗に 12の逆数の2乗を足したものの逆数を開平して2を掛ける.) (例題G1-1)
の答えを返したところ。

-------------------------

以下にデータ .マニュアル記載より

形 式:
 キヤノン(KS-102)

表 示:
 液晶表示  液晶表示:10桁

レジスタ:
 演算用3本、メモリ用2本

演算桁数:
 置数、被演算数、演算数ともに10桁 結果 上位桁優先10桁

小数点方式:
 置数→浮動小数点、
 演算途中→浮動小数点
 演算結果→指定小数点0,1,2,3桁、F(浮動小数点)及び+(アド・モード)に指定可能

負  数:
 マイナス符号付き真数表示

表示機能:
 ゼロサプレス、オーバーフロー表示、マイナス表示、メモリ表示、
 3桁位取り表示、グランドトータル表示

安全機能:
 演算自動クリア、演算結果、メモリオーバーフロー時の電子ロック

付帯機能:
 スタンド(脚台)付き、表示器チルト機能付

演算素子:
 CMOS-LSI

電       源:
 太陽電池および内臓電池:アルカリマンガン電池(LR1130)

使用温度:
 0℃~40℃

外形寸法:
 107.5(幅)×172(奥行)×20(高さ) mm

重       量:
 210g

製造国:Thailand
マニュアルのプリントもThailand
マニュアル記載年により、1991年頃の製造と思われる。

-------------------------


けっこう大きくて重い.できないことはないが携帯には向いていない.

二重成型のキーのストロークは、デザイン同様 加算器方式時代の流れを汲むような深いストロークだ.
筐体の重量に反してキータッチは適度に軽い.
キーの中心部付近に重心がなく,少し深い位置にある.指頭から重心までの位置が離れすぎているのが心地よいキータッチをスポイルしている.ややグラつきが大きくなりやすい.例えていうなら、レゴブロック製のキーを深く押し込む感じに近い.
これに慣れると手放せないかもしれないが,スピードを求められると不利かもしれない.

後述するが,余剰ともいえる付加機能がユニークで代替え機がない.ハッキリ言って私はこういうのが好きだし,後継機や代替え機を求めたユーザーも多かったと想像されるが,ハードウェアの差異と価格で淘汰されてしまったのでは と現時点では推測している

以前ご紹介したメイドインジャパンの電卓 (過去記事) (実は箱入りの検算機能付きの新品デッドストックも持っているので当分は安心だ。)のキーのストロークとタッチの方が万人受けすると思うし,何よりキートップの仕上げは宝石のような鏡面仕上げであり,ユーザーに強く訴えかけてくるだろう.キーの樹脂素材も相当違いがある.
(私的にはこの時代のカシオ機の配色がどうしても好きになれない。この キャノン KS-102 のデザインは好きだ。)

低価格で万人に電卓が普及すると,機能の多さ(言葉を返せば使い方が面倒)より,見た目や触覚に訴える方が大衆に受けるらしい.
「たし算くらいしかしか使わないから。」(引き算も使うだろうが。。。) というユーザーが私の周りには非常に多く存在するのは事実.
だが,ウケる商品に絞り込みすぎて,いつまでも変わらずそこにあるべき定番商品や,これがThe○○○社だといわんばかりの主張のある商品を持ち続ける気骨のあるメーカーが不在になりつつあるのが残念だ.

ソフトウェアもハードウェアも大事だが,根底に脈々と流れるスピリットが大事だ.



付加機能がユニーク.

・筐体裏には脚が付いていてサーフェスの角度が上がる(デスク上で突き刺すように打鍵できる。)上に,液晶表示器のチルトが可能.(ここまで出来たら左右に首を振ってほしい.)

・クリア関係のキーが4つある.全クリアの [ CA ],クリアの [ C ],置数訂正の [ CI ] と クリアキーが3種類あり,さらに [ シフトキー ] (※置数の末尾を1桁下げるキー,最後の数を修正するためのキー)を持っている.
[ CA ] は,グランドトータルメモリのクリア機能とリセットキーの機能に近い.[ GT ] キーは機能オフスイッチもある.
[ C ] は 数値確定後にも機能する.当然レジスタはクリアされる.
[ CI ] は 数値評価前にしかクリア機能しない.レジスタはクリアされない.

なぜこんなにクリア関係のキーが多いのかは私見だが ご破算を招かないように だろう.

電卓は打鍵ミスでご破算になる.私は [ GT ] キーなど不要だと思うし,大嫌いだ.(フレデリック ショパン や フランツ リスト を弾きこなせるピアニストのような華麗で流麗に打鍵出来る達人には [ GT ] キーは便利だろう. )
多種のクリアキーの存在は,途中で打鍵ミスした時に 『ご破算』 にしなくて良い工夫だろう.(あなたは頭をかきむしりクリアキーを5回叩いている人を見た事がないか.)
アンドゥ なのだよ.必要な機能は.ひとつ前に戻れる機能だ.
残念なことに現在は国産メーカー以外のしかも小型の電卓にさえ搭載されているようだ.私は持っていないが.


・[ Δ% ] キーがある.[ % ] キーは当然ある.私はカシオの俺様ルールの マルチパーセント機能が嫌いだ.(過去記事)
この [ Δ% ] キーで,『日米関数電卓対決 番外編』 を書こうと思っている.



・最大の目玉はリバースキー [ RV ] だ.
Xレジスタ と Yレジスタ の 数値を入れ替える機能だ.


本機 KS-102 の基本的演算機能は現在でいうシャープ方式.上記例題の逆数計算は
[ 8 ] [ ÷ ] [ = ]
答え:0.125

リバースキー [ RV ] 打鍵で定数設定された [ 8 ] を確認できる.
見えない定数計算設定内容が確認できるメリットは大きい.

長くなったので次回に続く.


あ そうそう 書き忘れたが、本機のマニュアルは内部で行われている数式が載っており,非常に好感が持てる.メーカーの一生懸命さが伝わってくる.良いマニュアルだ.

  
  

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