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2012年9月

2012年9月16日 (日)

セイコー ファイブ シルバーダイアル 5盾 / SEIKO 5 SNK355K

セイコー ファイブ シルバーダイアル 5盾

セイコーファイブであります。


日常使い(オフの時のラフな装いではありません)に用意したもの。

曜日と日付のカレンダーは私的には非常に便利。最近ではクロノグラフよりこちら重視。



相変わらず陽射しが強いが、ウィンドウは上手い具合に日陰になっている店でのショーウィンドウ越しの選択。
こちらの店は価格が安いが選択枝が少ない。少し遠方のあちらの店はモノが豊富(私なら2時間は出てこられないだろう。)だが、価格は1.5倍だ。
こちらの店のこの個体で条件はほぼ満たされているのはラッキーだった。


ケースの直径は 37~38mm まで。

ステンレスケースに、目立たぬような文字盤の色。今回はシルバーを選択。
中心から放射状にヘアライン。(普通はあまり意識しないでしょう。文字盤のテカり防止です。オーソドックスな処理。)
なので、全身ほぼ銀色。

私は 腕時計の数字はアラビア数字が好きではないので、バーインデックスを選択。
コレで針がもっと細く、針先が尖っていたらまさにセイコースタイルですね。
しっかりとルミブライト(≒夜光)がついているのが『ファイブ』らしいです。


ルミブライトは、昔の所謂夜光塗料から置き換わった蓄光塗料。放射性物質を含んでいません。光を貯めて発光します。
暗くなると発光する。と認識されている事が多いようですが、実は 光を受けて昼間も発光しています。目立たないけど。
この技術は日本・・・・ これ以上は申し訳ないですがオフレコです。


ブレス(金属製のバンド)はヘアライン(縦細ラインの艶消し)とポリッシュ(鏡面仕上げ)のコンビの5連。ややジュビリーに近いテイスト。
クラシカルで良い感じです。


ポリッシュ仕上げ部分は派手になるので無い方が好みですが、たまたまコレが付いていました。このくらいならこれはこれで良し と。使い込んでゆくと、ポリッシュ仕上げも目立たなくなるかもしれません。


ブラックまたはブラウンの文字盤を狙っていましたが、ブラックがあまりに流行っているようで、周囲を見回すとかなり多い。
保護色のように流行に埋没する手もありますが、そのセンは外してみました。


今後もブラウンの文字盤には注目しておきたいと思います。


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さて、世界一のコストパフォーマンスを誇るオートマチック. セイコー ファイブ であります。
オートマチック(自動巻)で この価格で、50〜100倍も高いアレやらソレやらと精度はほとんど変わらないのであります。
精度は実用上全く問題ないですね。


ムーブメントは 最新の 7S26B 。
7S26 はたいしたムーブメントですが それより、7S26 を安定して製造する技術(技術者の育成と製造技術)を確立したセイコーの技術が凄い。
さらにメーカーとして稀有な自社一貫生産も凄い といって良いだろう。


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早速 ファイブ に着け替える。
そのまま仕事に取りかかる。
いつもの生活に溶け込ませると、放射状にヘアラインのはずの銀色の文字盤にマトリックスのラインがうっすらと見える事に気付く。光の悪戯か?
おやおやとよくよく見てみると、ファイブの盾のマークがうっすらと整然と文字盤全面にプリントしてあるではないか。
シルバーの文字盤にやや深みが感じられたのも、マトリックスに見えたのも、この5盾マークプリントが施してあるからだった。

購入時に、文字盤下のナンバーと裏側ばかり見ていたので気付かなかったこのファイブのプリント。他人からはまず見えないでしょう。近づいてよくよく見ないとわからないレベルです。

いくつあるのか いつの日にか数えてみる という楽しみもできた。


この低価格のモデルに随分と手をかけているものだと思ったが、セイコーブランドゆえの事情があるようだ。


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実はこの セイコーファイブ は現在はシースルーバック(裏スケルトン、裏スケ)になっている。

私はスケルトンものがあまり好きではないのですが、現行では選択枝がありません。


このモデルの雰囲気となっている「腕時計など時間がわかれば何でも良いのだ。」風の演出の裏側が実はこうなっています。



セイコー ファイブ シルバーダイアル 5盾


結構なムフフ状態であります。



仕事があまりに忙しい時には、たいして汗などかかないのに 額の汗を拭いながら手首や時計の裏側の汗も拭ったりして。
その時に、シースルーバックからムーブメントを見る事ができます。
赤い人工ルビーやヒゲゼンマイが動いているのがまるで心臓のように見えます。
こんなに小さいのに、片時も休まずに小さな心臓が拍動するさまは けなげです。私も頑張らねば と力が涌いてきます。
(さすがにローターを回したりすると、遊んでいるのがバレます。)


このシースルーバックから SEIKO のロゴがこれでもかというくらい多数見えます。
・ガラスの裏側にプリント
・ローターに刻印
・テンプ下や 受け やらに3ヵ所

これらの処理は むしろヤらしいくらいですが、 薄さと防水性能と低価格維持を犠牲にしての ファイブ のシースルーバックへの仕様変更は、以前のステンレスバックの7009(だったかな?)の偽物商品対策だったようです。
ムーブメントの多数の刻印はシースルーバックにしてからの 7S26 にも偽物が出回る という事態に対処したものでしょう。
(このあたりの事情については詳しくないので、あまりアテにしないでいただきたい。)

ステンレスバックの時は駆体がキュッと締まった感じでしたが、シースルーバックになってから厚みが増し、重心がややボケた感じになってはいますが、さりとて以前のモデルを手にした事のない御仁にはこのシースルーバックのモデルが基準点となる。

はっきり言って全く問題ない。ファイブ に欠点なし。



シースルーバックには興味はなかったのですが、これはなかなか良いものですね。

このあと不覚にも、シースルーバックからの 6R15B を見てしまった。

自重しなければ。

2012年9月 8日 (土)

夏の組合せ / SEIKO QUARTZ QT , セーラー PROFIT 川口スペシャル , WATERMAN EXPERT DuneBlue

夏の組合せ / SEIKO QUARTZ QT , セーラー PROFIT 川口スペシャル ,  WATERMAN EXPERT DuneBlue

酷暑もようやく落ち着く気配。

今年の夏の組み合せのひとつ。

左から
能率手帳ゴールド小型 ,
セーラー プロフィット21 川口スペシャル ,  WATERMAN EXPERT DuneBlue ,
は全て既出なので省略。
(ウォーターマン エキスパートはちょっとした事件がありましたよ。)

今は数年ぶりに腕時計スイッチが入っているので、一番右側に秘蔵の セイコー を置いてみました。

SEIKO QUARTZ QT

1974年製

セイコーの初期のクォーツ。ブレス(金属製のバンド)もオリジナルです。

この時計、いわゆるアップライトになっている SEIKOのエンブレム,クォーツのマークのエンブレム,長短針 そしてインデックスが光を受けて見事に輝きます。
38年の歳月を全く感じさせません。
分針(短針)と 時針(長針)はどちらも細いのですが、視認性は抜群です。
それぞれが違った形状に仕上げてあり、分針がより輝くようになっています。
時計に目をやると分針がしっかりと目に飛び込んできます。

心持ち長めに見える秒針の先端が目立たぬように(?)着色してあるのは この時代のセイコー クォーツ時計のお約束。

青い文字盤は光によって表情を変えます。
同じ室内でも昼間より夕刻では色味が濃くなります。
文字盤を見て夕刻が近づいた とわかります。
窓から入る光の量が違うので、冷静にいえば当たり前ではありますが。

メカニカルオートマチックのシースルーバック(裏スケルトン)は、テンプやヒゲゼンマイがまるで時計の心臓のようで、時計が生きている感じがしますが、
この QT は、文字盤が生きている感じがします。

機械式 自動巻き も好きですが、クォーツも好きです。
せわしない朝に 気分で選んでも、時刻とカレンダー合わせの必要がないのはやはり便利。

SEIKO の QUARTZ QT といえば、諏訪製の 38QT と呼ばれるものが名品だそうで、webでもよく見かけますが、これは別モデル。

亀戸製(第二精工舎亀戸工場製)の QT です。

webに情報があまり見当たらないので、近いうちに情報をアップしようと思います。


2012年9月 3日 (月)

セイコーマチック セルフデーター その3 / SEIKOMATIC SelfDater 24Jewels

2012年09月03日初出
2012年09月12日追記
2013年02月20日加筆訂正


セイコーマチック セルフデーター その3 / SEIKOMATIC SelfDater 24Jewels

セイコーマチック セルフデーター. 革ベルトと尾錠は失われておりオリジナルではない.



セイコーマチック セルフデーター その3 / SEIKOMATIC SelfDater 24Jewels

かなり見づらい写真だがご容赦願いたい。スキャナは使用していないので。

やはり絵柄が良くないので、写真を追加した。後程編集するつもりだ。

ゴールドキャップの裏蓋の写真。ケースナンバーは、あのページに掲載されていないナンバーだ。
1962年12月製造はある意味貴重品かもしれない。7桁の下5桁はシリアルナンバーといわれている。
1962年に製造された概ねの数がわかる という事になる。
1962年12月に製造された概ねの数がわかる。
製造数が極端に少ないとは思ったが,そういう理由であった。あのページの管理人K様にご教示いただいた。

管理人K様 ありがとうございました。


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歴史のある時計店にはいろんなものがある。勿論卓越した技術のほかにも である。

既にアンティークウォッチのカテゴリに入る 自動巻きの セイコーマチック や手巻きの クラウン や クロノス (だったと思う)が残っていた理由を伺ってみた。数年前のブームをかいくぐったワケを。

下取りした時計をオーバーホールして保存している という筋書きは容易に想像できる。

長年愛用した時計がついに不調になり修理に出すが、その時に新しい時計を見るとつい購入してしまう客  というのは結構あるらしい。
聞いて驚いたが、オーバーホールが済んだ時計を なんと引き取りに来ない客が結構いるのだという。

まるで捨てられてしまったペットのようだ。何とも気の毒な話しではないか。

時計達は時を止めたまま眠り続けていたのだ。迎えに来ない主人を待ち続けながら。

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少し大袈裟だが 私はちょっとした考古学者的気分だ。ただ、開けた箱の名前が パンドラ でなければ良いのだが。

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3度目の訪問。
店主様は接客中だ。
大旦那様が にこやかな笑顔で出迎えてくれた。私は即座には気付かなかったが、その右手には2本の セイコー ロードマチック が握られていた。

暫しの談笑の後に、あの金色のアンティークウォッチを見たいと言い出したのは私だ。手巻きのなかに 4時リューズ の個体があったような気がした。不馴れなので見切れていない。

伺ってみると 大旦那様が即答した。
「それは自動巻きだよ。」

文字盤には コマのマークと、筆記体で SeikoMatic とある。

「中も綺麗だよ。見てみる?」

悪魔の囁きだ。抗う事ができようか。

駆体と文字盤は綺麗だが、キャリパー(≠ムーブメント)がまた美しい。

私は日常使いに
・駆体(業界的にはケースと呼ぶ)がステンレスで、
・デイデイト(セイコーでいうウィークデーター、曜日と日付の表示のあるタイプ)の
・オートマチック(自動巻き)を探していたのだが。

にこやかな笑顔の悪魔は私が返事をためらった瞬間に裏蓋を開けていた。 私はそのムーブメントを見てしまった。こっちが パンドラの箱だった。

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【4時竜頭の理由】

濃いマニアの方はこれを読んではいまい。
ざっくりといく。

普通の腕時計のリューズは3時の位置にある。
セイコーは マジックレバー を用いた自動巻きの完成度の高さに絶対の自信を持っていたようで、手巻き機構を付けなかった。駆体に厚みが出るのを嫌ったようだ。
当時の セイコー は 時計の精度はいうに及ばず 薄さ競争まで視野に入れていたと思われ、薄い駆体に見えるデザインを施している。なかなかに上手い。
(現代の感覚で装着してみると、見た目より意外に厚みがあるのがわかる。)
リューズは時刻合わせ以外に必要ないので、(というより、全く必要ありませんゼ旦那。というくらいの自信だろう。)3時位置に飛び出している必然性がない。
邪魔になりにくい4時位置に隠しながら見せた。というセイコーの自信の表れのデザインだ。

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この腕時計を保護してからも,なるべく多くの個体を見た.WEB でも実物も.
冷静になって再度検証してみる.

普通の時計店では新品しか販売しないが,この個体はデッドストック品ではない,
駆体(業界では ケース と呼ばれる.この個体は真鍮に20ミクロンの金鍍金)はなかなか綺麗だが,
ラグ(ベルトを取り付ける足.上下に2本づつツノみたいに突き出しているパーツ)はかなり使い込まれた様子.
にしては,裏蓋が綺麗過ぎる.
文字盤のナンバーとケースと裏蓋の表裏の情報に矛盾点は見つからないが,裏蓋とケースが同じ個体のものである可能性は低い.

ただひとつ,メーカーオリジナル純正品の証の鶴のマークと12月の製造数が,セイコーマチック系のケースの製造数を教えてくれている.

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改めて周りを見回してみた。最近の腕時計の傾向は?

・ステンレスケースに黒文字盤がかなり多い。
確かに格好いいが これはΩとROLEXの流れのようだ。

・デカ厚とデジタルと黒ケース黒ブレス
これには興味はない。

猛暑という条件が加味されても、黒文字盤にステンレスのブレス(金属製のバンド)があまりに多い。

ここまで多いと避けたくなる。

ベーシックなチノーズに茶のベルトと濃茶の靴に合わせる茶色の革バンドの時計がない という言い訳がたった。

私の元に引き取られたセイコーマチックは、社外品の黒革バンドを纏っていた。

新しい革バンドを見繕ってみた。なかなか良いではないか。

涼しい季節が待ち遠しい。


  

 

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