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2012年8月

2012年8月29日 (水)

夏はダイバーズウォッチ その2 / SEIKO SNA225 7T62-0CV0

夏はダイバーズウォッチ その2 / SEIKO SNA225 7T62-0CV0

セイコーの腕時計

SNA225

です。

前回はこの時計を ダイバーズ と書きましたが、実はダイバーズウォッチの要件を満たしていません。
文字盤にも DIVER'S とは書いてない。
( SEIKO のダイバーズウォッチには DIVER'S と書いてあります。)

厳しいツッコミが入る前に書いておきます。
専門外なのでざっくりといきます。

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【10気圧防水って?】

腕時計の防水規格は世界基準(スイス基準?)より、日本の JIS 規格の方が実は厳しい。

この SNA225 は、ベゼルの0時の位置に 夜光ポイント が無いので、JIS規格ではダイバーズウォッチとは認められません。
(ベゼルは ここでは狭義で文字盤の外枠外周の数字の書かれた可動リング とする。コイツが付いていると、一見 ダイバーズウォッチに見える。)

ダイバーズウォッチの第一の使命は、ダイバーの命を守る事。

海中でボンベ(中身は酸素ではなく圧縮した空気)を使っての所謂スキューバダイビングで、溺れたり 潜水病になったりしないように残り時間をカウントする時に使う。
もっとも 今どきは、ダイコン(ダイビングコンピュータ)を使うらしいが。

潜水開始時に、分針にベゼルの0時位置を合わせておく。20分間をカウントできれば良い。
万が一、海中で光源その他を失っても、ベゼルの0時と分針とダイアル(文字盤)の夜光ポイントが見え、残り時間が正確に判れば、パニックを起こさずに最大限ゆっくりと浮上可能だ。このアドバンテージは大きい。
ベゼルの回転は 反時計回り と決まっており、逆回転すると溺れる事になる。

JIS規格が世界基準(スイス基準?)より厳しいのは、スイスに追いつけ追い越せ で きたからだろう。

このセイコーのマニュアルを見ると、100M どころか 200M 防水(RESIST)でも、スキューバダイビングはダメって書いてある。日常生活強化防水でしかない。
したがって、水道の蛇口から勢いよく水を掛けると10気圧を簡単に越えるので、100M RESIST 程度なら浸水する可能性がある。

(10気圧防水≒100M RESIST)

浸水した腕時計はオーナーが知らないだけで、実は意外に多い。
私は昔、手巻きの腕時計(一応防水)をしたまま無頓着に手を洗い、駆体に浸水させた経験がある。暖まると風防が曇った。
すぐに入院させたからか 今も現役だが、以来、腕時計をしたまま手を洗う時には 決して水滴をかけない習慣がついた。

世界基準の 100M RESIST は、実際に水深100m まで沈めるワケではなく、防水試験器で 負圧 で試験する理論値だ。
継続的に無作為抽出試験をしていればたいしたもので、初期のロットにしか行われていない可能性が高く、全ての個体に行われている事はないだろう。

一方のセイコーがどの様な試験を用いているのかは知らないが、世界基準より社内基準の方が厳しいらしい事は有名だ。

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私は最近まで知らなかったが、セイコーの機械式のダイバーズウォッチを水の中に入れたままフリーザーで凍らせ
(周りの水は当然凍っているが、氷の中で運針している!!)

取り出して鍋でグツグツ煮て
(運針している!!)

よく冷まして元通りにする。セイコー凄いゼ という過激にして愛すべきページが存在する!!

世界は広い。

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【リューズの仕様】
さらに、コイツのリューズは捩じ込み式ではない。


夏はダイバーズウォッチ その2 / SEIKO SNA225 7T62-0CV0

一見ダイバーズウォッチ風のリューズだが見た目だけであり、残念ながら防水性能は高くない。数年間は10気圧には耐えるだろうが。

クロノグラフがついており、スタートとストップのプッシュボタンは捩じ込み式に見えるが、装飾であり防水性能に全く関与しない。

水中でプッシュボタンを押したら間違いなく浸水するだろう。
(ダイバーズウォッチなら、水中でクロノグラフのプッシュボタンは押せない。)

コイツはセイコーのダイバーズウォッチ風クロノグラフである。
(実にたくさん存在する。)

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キャリパー(ムーブメント)は

7T62

クォーツ時計。
なのに裏蓋に電池交換の刻印スペースがない。
バッテリーを積むクォーツ時計のダイバーズウォッチは、潜水中にバッテリー切れで停止するリスクを負う。
対策としてセイコーのクォーツダイバーは裏蓋に電池交換時の刻印スペースがある。
セイコーのその他の駆動システムはそれぞれリスク回避の手段が施してある。
ダイバーズウォッチは突然停止してはいけないのである。

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この腕時計には無垢ブレスがついている。
(金属製の時計バンド。「無垢ブレス」は鋳造金属の塊を繋いでブレスレット状にしたもの。
対して「巻きブレス」はステンレス板を巻いて連ねたバンド。横から見るとわかる。)
勿論 製造レベルにもよるが、一般的には装着感は無垢ブレスに軍配が上がる。
(巻きブレスにも良いものはある。)

コイツの駆体と無垢ブレスのバランスは良く、適度な重量感が心地良い。

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ダイバーズウォッチを物色し始めた頃にショーウィンドウ越しに出会って気になり、2度目の訪問で購入した。

1$=80円として100$なら安い買い物だろう。WEB より安い。

セイコーのクォーツムーブメント 7T 系は3針式と違いクロノグラフで秒針が小さい。
ただでさえエネルギーのロスが小さいセイコーのムーブメントの中でもクロノグラフのバッテリーの持ちは異常なくらいで、時々クロノグラフを回しても7年位止まらない個体がある。
2〜3年でバッテリー交換だと思っていたが、コイツは永遠に動き続ける仕様かw と思った。いつ止まるのかと数年間楽しんだ。

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というワケで、私が時計を買うにしては衝動買いに近いが、非常に良い買い物をした。

酷暑にはダイバーズウォッチ(風)が良い雰囲気だ。
一瞥して なんちゃって だと見抜ける目の越えた人物はそうはいないだろう。

気に入って連日装着していたが、たまたま日本で別のセイコーの機械式を身に付けていたら、眼前の紳士がこの SNA225 を付けていた。

 結構売れているらしい。

だが、私のが最安値だろう。

SEIKO のダイバーズウォッチには文字盤に DIVER'S と記してある。

くれぐれもお間違いなきように。

2012年8月11日 (土)

セイコーマチック セルフデーター その2 / SEIKOMATIC SelfDater 24Jewels

セイコーマチック セルフデーター その2 / SEIKOMATIC SelfDater 24Jewels

普通の腕時計は、文字盤の3時の位置にリューズ(竜頭)がある。
写真のこの時計は竜頭が4時の位置にあり しかも隠れているのがおわかりだろうか。

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早くも数日後に 時間をこじ開けて、再びその時計店を訪ねた。
店主様に もう一度 腕時計を見せてほしい と告げた。

承知致しました と後ろから箱を取り出す。蓋を開けると、金色の時計がズラリとならんでいた。これではなかった とその蓋を閉じて、別の箱を取り出す。
件のセイコーのロードマチックが並んでいた。

3本のうちのどれにしようか悩む。文字盤の色の違いだけだ。

機械式腕時計には深入りしないように律してきた。だがその反動は大きかったようだ。

当然今回は下調べをしている。先達の情報に感謝だ。
通称 56ロードマチック。諏訪精工舎製だ。
1970年代のロードマチックのどれにするかを悩めるとは贅沢な悩みだ。ウェブ上ならいざ知らず、眼前にあるのだ。

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昔は、ショーウィンドーに顔をくっつけてあこがれの商品を毎日毎日見ていたものだ。シャープペンシル、万年筆、ライター、時計。。。

今どきは知らないが、昔の親父は節目になると自分の行きつけの理髪店、時計店、靴店、洋服店に息子を連れていった。
息子は店主から大人の男のマナーを学んだ。
シャツ、スーツ、タイ、カフスボタン、靴。時計もまた然り。

この時計店はそんな雰囲気を残していた。

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やはりアレにしようと決めた。
しかし先程の金色の時計もちょっと気になる。見ておかないと、きっとあとで頭の中でだんだん大きくなるにちがいない。

「こちらですか?」と店主様がその箱を開く。「こちらは手巻きです。」

セイコーが多い。クラウン、クロノスか? ライナー? 知識が足りない。
私が探しているのはステンレスケースに白または黒文字盤だ。そして自動巻き。
金の時計は私には似合わないだろう。

目の保養になった。良いものを見せてもらった。

また来ますと店主様に告げて店を出る。滞在時間は20分に満たない。

戻ってから気付く。
・・・4時リューズ?

(続く)


2012年8月 7日 (火)

セイコーマチック セルフデーター その1 / SEIKOMATIC SelfDater 24Jewels

セイコーマチック セルフデーター その1 / SEIKOMATIC SelfDater 24Jewels

写真は

セイコーマチック セルフデーター。

1962年12月製造という事が先達の情報から判明している。

オートマチック、所謂 自動巻きだ。

革バンドはオリジナルではない。

風防に写り込みがあるが、ご容赦願いたい。

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私は時計店を探していた。

見当をつけたあたりに発見した。私のイメージ通りの 良い感じの店構えだ。

初めての店に入る。いつものように少し緊張するが、勇気を奮って扉を開け、店内に入る。
店内のショーケースを一瞥する。
奥から店主様が現れる。

「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」

出来るだけ無さそうな名前をあげてみる。

「旧式のセイコーファイブを探しています。」

さすがに無いようだ。内心ホッとする。
次の私のセリフは

「では、それに近いものはありませんか?」

である。
ステンレスケースで、日付と曜日のカレンダー表示付きが好みだ との希望もつける。
私は日常使いの腕時計を探している。
腕時計など本来は人に見せるものではない。目立たずに自分だけで悦に入るようなものが好みだ。

「それでしたら、これなどいかがでしょう。」

奥の箱から出てきたのは、セイコー ロードマチック 。しかも複数。アドバンもある(後日確認)。時代を象徴するデザインだ。

実は数年前にブームがあったらしい。日本製のアンティークウォッチ、特に機械式腕時計の。

「洗いざらい持っていきましたよ。業者まで来ました。」

と 店主様。私はまったく知らなかった。
しかしながら、あるところにはあるものだ。
よくぞ 残していてくれたものだ。
とても1本には絞れない。

そうこうしていると、大旦那様が出てこられた。にこやかな笑顔だ。

「なになに。セイコーファイブ?  そう言えば最近はネットとか新聞広告も出てるねぇ。あれはねぇ。・・・・」
これ以上はオフレコだ。

そう言えば と、奥から現行の セイコーファイブを持ってこられた。問うてみると下取りしたものだという。裏蓋はスケルトン。
期せずして、私は40年の時を経たセイコーの機械式腕時計をこの場で体感してしまった。

大旦那様
「あぁロードマチックね。すごく流行ったんだよね。ずいぶん調整したもんだ。」

頼もしい大旦那様だ。

色々教えていただいた。持ち時間が無くなってきた。楽しい時間は あっという間だ。

店主様
「落ちついて良くお考えになってください。大丈夫ですよ。ずっとここにありますから。長いことここにあるんです。」

「近いうちに必ずまた来ます。」
と言い残して私は店を出た。

「お待ちしております。」

(次回に続く)


2012年8月 1日 (水)

夏はダイバーズウォッチ

夏はダイバーズウォッチ

そんなこんなで、SEIKO のダイバーズウォッチ。

200M ではなく、Water Resist 100M なので、日常生活防水程度。
ダイビングの予定はないし。

でも これで $100 を切るくらいなので、結構良い買い物かも。

そもそも、日常使いの愛用の SEIKO のクロノグラフが不調になったのがきっかけで、ずっと踏みとどまっていた機械式腕時計をチラリと探ったのが運のつき。

前回の記事のオートマチックをゲットするも、冷静になると ほぼアンティークウォッチのカテゴリに入ってしまう非防水のオートマチックを夏場に使えば寿命が縮みます。(当然 私も機械もです。)

で、夏にはダイバーズかな と考え直し、といっても ロレックスの柄じゃないし、
最近気になる オメガ シーマスター の 3針などは思いつきで手にするものでもないし、第一そんな身分ではない。

SEIKOのクロノグラフと CITIZENの手巻きの方も早めにオーバーホールに出さねばならない。

程度の良い SEIKO LM を2本見つけてしまうし、Made in Japan の SEIKO のクォーツもすてがたい。

あこがれてしまう GS スプリングドライブのダイバーだとクルマが買えるし、
クラウンやクロノスは目の前に現れるは キングセイコーまで出てくる始末。

文章は私の脳内の混乱をあらわし、ダイバーズウォッチを買ってから ブラックボーイも欲しくなる。

どうかしている。

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