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2012年6月 9日 (土)

電卓のメモリストアの考察,CASIO編 / カシオとシャープの [M+] キーの違い.

電卓のメモリストアの考察,CASIO編 / カシオとシャープの [M+] キーの違い.

カシオ機はどうか.


例題:
8の逆数を求めてメモリにストアせよ(例題M-1-1 )

答え:
0.125


入力は

[1][÷][8][=]

ではなく,あえて逆数入力を使っている.



カシオの電卓の打鍵例
1.
[8][÷][÷][=][M+]
答えは正しく
0.125

メモリには 0.125 がストアされる.


2.
[8][÷][÷][=][=][M+]

答えを見てからメモリにストアするために[M+] を打鍵するパターン

答え: 0.015625
メモリには 0.015625 がストアされる.


入力例 1.  と 2.  では答えが違う.




カシオ機は,定数計算モードを使った逆数入力(逆数の打鍵は定数計算モードを使っているが,[1] を自動入力する特殊なルールであり,通常の定数計算には含まれない と考えるのが私の主張.)の時に
[÷] を2回打鍵して定数モードに入り,
[=] を1回打鍵して逆数計算に持ち込まなければならない.
したがって,この時点でシャープ機より打鍵数が2打多い.

私はなめらかに入力可能なシャープ支持派だったが,現在の視点では 意識して定数モードに入れ,しかも定数サイン K が表示されるカシオ機を高く評価する.
分母を分子より先に入力出来るアドバンテージは高い.
打鍵数が少ない方が良いとは限らない.関数電卓のキーアサインの問題と同列の問題ではない.


打鍵例2. は、2打目の [=] キーで答えを見てしまったパターン.

実際にはよくあるケースだと思う.

電卓のユーザーは電卓を熟知しているとは限らない.

ディスプレイに確定した答え(と 思っている)数値をメモリにストアしたい.
だがこの時点ではディスプレイにシンボル K が点灯しており,定数計算モードに入ったままだ.
ここで [M+] を打鍵すると,命令通り [=] が作用する.
電卓は定数計算(この場合 [÷][8])をもう一度行い,返す答えが

0.015625

となる.
メモリには同時に同じ数値が加算される.


[=] を打鍵すると演算は終了すると思いたいが,[=] を打鍵しても必ずしも解は確定しておらず,内部スタックに演算記号と数値が残っている.
カシオ機は定数計算モードに入ったままである事をユーザーにシンボル K で正しく伝えている.



カシオ機の挙動はいずれも正しいのだ.



ちなみにこの場合,定数計算モードから抜け出すために例えば

[×][1][=]

と打鍵し,スタックに残されている数値と演算の指示をクリアしてから,(定数計算モードを示すシンボル K は消えている状態で)

[M+] でストアしなければならない.



カシオ機はルールに厳格である.



ロジック的には正しい挙動を見せるカシオの電卓開発陣は良くも悪くも高いレベルのプロ集団だろう.
レベルは高いが一般のユーザーから遊離している.
エンジニアなら高いレベルのプロダクツを一般の市民レベルに還元出来なくては意味がない.
カシオの歩んだ歴史とルールは必ずしも正しいとはいえない.

大事なのは自分たちの貫くべきルールか.
ユーザーインターフェイスか.

賢明な判断は常に難題である.



電卓の標準入力では(場面にもよるが)打鍵ミスは致命的だ.
これはメモリにストアする時も同じだ.

電卓のメモリは決して使い易くはない.私の例題以外にも,ディスプレイの数値をメモリに入れようとして,[M+] を打鍵したらいきなり数値が変わる場面はあるだろう.
電卓の『メモリ』に拒絶反応を示すユーザーは多い.




これで 私の中でひとつの事案が解決した.

カシオの数式通り入力タイプの関数電卓 fx-290 がバグだと指摘されながらも堂々と入門機としてその座についているメモリストア部分の検証は終わった.
(当ブログの過去記事)

fx-290 は入門機としてふさわしい存在かもしれない.関数電卓としての動作は基本を踏まえている.


メモリリコール部分の検証はまだだがね.


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Calculators」カテゴリの記事

コメント

 カシオの定数計算操作がほかの電卓と違うため、シャープ系が好きという人も多いですね。
 定数機能は演算キーを2回押す。よく考えると、実務(伝票)計算の時に、=キーを誤って2度押しを行っても、
 数字が変わらないという利点があります。

 メモリ操作は改良の余地があります。使いやすい、直感で使えるのかを考えていきます。

 

>藤堂俊介 さま
コメント ありがとうございます。

>[=] キーの2度押し
なるほど ありますね。電卓を使うシチュエーションによっては多くみられますね。

他にも [AC] キーの3度押し というのもありますね。(笑)

カシオは [AC] キーでメモリが消えない。私の好みです。カシオのこの思想は関数電卓のラストアンサーにも受け継がれていますね。
シャープ系はメモリが消えるので,[CA] キー(←Clear All,カシオの [AC] キーと同じ.)には極力触れないように気を付けています

 ACの3度押し。メモリが消えないカシオ電卓は、実務で使う人には親切設計ですね。うっかりミスを減らす工夫はほかに何があるか研究していきましょう。

>[AC] キーの3度押し
は、電卓を取り出して キーを叩く前に何故か「ダダダダッ」と(←4回か?)[AC] キーを連打するクセのある方々がしばしばいらしゃるもので・・・・
比喩的な表現で。。。(汗)
100回叩いてもメモリは消えませんよね。

カシオの電卓のメモリは
1.[MC] 打鍵
2.メモリリコールして [M-] 打鍵
3.偶然 上記の1.か 2.に行き着く(←これが一番多かったりして....)
4.バッテリーを抜いて暗闇に葬る
5.破壊する
以外には消えないと思われます。はい。

そういえば、銀行のATMに設置してある電卓(シャープ系以外を見たことはない。)のメモリが消えていないことが多いです。
メモリの消し方 知らないんだろうなぁ と思います。


>うっかりミスを減らす工夫はほかに何があるか研究していきましょう。
これには賛成です。

 メモリの消し方。
 4.5番は思いつかなかった・・。(´∀`)

 ACキーを何回かたたく癖。私もそうです。一度叩いて0をだし、さらにクリア、あと成り行きで・・・。

 銀行ATMにある電卓シャープ系中心ですね。カシオ・・・1回だけ郵便局のATMで見たことが。その次はなくなっていた。聞くと、はがして持って行ったいう人がいたそうで・・・。

私も [AC] キー連打していましたが、関数電卓を使うようになってから、連打しなくなりました。たぶん。・・・おそらくやってないと思う。。。(汗)

[=] キー連打 という危険な ワザ もありますね。


>はがして持って行ったいう人が・・・・
なんとも心苦しいですね。。。カシオの電卓は高いからかな? いやいや 価格の高低にかかわらずそれは完全に犯罪ですね。

最近ジェントスをよく見かけます。>ATM電卓

 ジェントスですか。こちらでは最近見ないような。

 コンビニにあった電卓もオーロラもいつの間にかシャープかキャノン。ここの記事にあった無印の小型電卓。
 使いやすいですね。

 ちなみに、BO-***とつくシャープ製の電卓、無印のほかに、ニチイが医療事務講座用の電卓にも使われています。
 この場合、裏蓋にはSHARPの文字があります。

コンビニに キヤノンといえば、おっしゃる通り確かに増えていますね。
こちら方面で Canon は最近精力的に動いていますね。
私の立ち回り先の文具店の3件で電卓はキヤノンオンリーになっています。
キヤノン キテますね。

無印シャープ機をニチイさんが使われていますか。
情報提供 ありがとうございます。
無印良品シャープ機は近く本編で取り上げる予定です。

ニチイが使っていたメディカ20 BO-155は、医療事務の点数計算用の関数キーを付けた10桁の電卓です。

現在はメディカ30を使っているようで型番は確認していません。

BOの型番は、よそのブランド名用の電卓の型番のようです。

・無印向け
・ニチイ向け

の2つのブランドを確認しています。

医療事務電卓の姿を見た事があります。ただ、その頃には電卓に興味がありませんでしたゆえに、触れてもいませんでした。
確かに専用関数キー的なものがあった気もします。
今なら真っ先に食い付くところですが。惜しい事をしました。

メディカ30 の姿を確認しました。間違いなくシャープ製ですね。
私が見たのは メディカ20 か、それ以前のモデルか。
時間のある時にじっくり検索してみたいと思います。

医療事務も主力はいわゆるレセコンや電子カルテに移行していますが、電卓の方が小回りが効くので、チャッチャと使えるスキルがある事は非常に重要でしょう。
しかしながら、今 求められているのは技術偏重ではなく、総合的な人間力ではないでしょうか。

それはさておき、型番 BO の謎が解明されましたね。
情報提供 ありがとうございます。

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