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2012年6月21日 (木)

関数電卓完全復活顛末記 その1 / CASIO fx-310

関数電卓完全復活顛末記 その1 / CASIO fx-310

タイトルを少し変えました。


小さい写真ですが、まずは fx-310 の全体像。

標準入力タイプです。


アルミパネルのシルバーと濃淡のブラウン2色使いが良いです。ブラックではないです。
テンキーと演算キーも 濃いブラウンとややグレーの入ったブラウンの2色で色分けされています。なかなか豪勢な作り。
手帳型ケースも濃いブラウン。

-------------------------

迷い込んだ一軒。

この fx-310 が気になった。委託販売品らしい。
メモによると、 難あり で ジャンク品 の扱い。なのに結構なお値段がついている。
ジャンク品でこの値札はなんじゃコリャ である。
しかも 電池別 とまで書いてある。
こういう古い機器は下手するとバッテリーの確保が難しい。
委託した売り手の誠意が感じられない。


後に web で判るのだが、当時の定額は ¥6,900- なり である。
当時は高価なものでした。
とはいえ、販売設定額が高い。といっても定価よりは安い。
プログラム電卓 なら判る値段なのだが。



クルマのレストアのプロの話しを聞いた事がある。
どんなにサビがひどくてもあちこち朽ち果てていても、ドンガラがあればオレ達はどんなクルマでもレストアできる。だが、ボディとシャーシ(シャシー)が無ければ 一から作る事はできない。 と。



ガワはしっかりしているようだ。それほど難しくはないかもね。

「・・・・オレもやってみっか」(←『臨場』の倉石義男 内野バージョン風で読んでください。)



私は急いでいたので頼んでいないのだが、店主様は動作チェックをしてくれるらしい。
もとよりジャンク品扱いだ。こちらは覚悟の上なのだが。

誠意のある店だ。


店主様が裏蓋を開ける。ビス止めではなく独立した電池蓋である。スライドして爪で引っ掛けるタイプ。

イヤな予感がする。

作業が結構荒っぽいが大丈夫だろうか。爪(←電池蓋の爪の方ね。)が割れないかとヒヤヒヤする。
電池蓋自体が割れないかとヒヤヒヤする。


意外に丈夫なものだね。
開けるとカラッポだ。

「44かな?」

(Φは合っているっぽいね。)←心の声

「にしちゃぁ 薄いかな?」

(そうかもしれないですね。)


店主様は引き出しを探る。探る。テスト用のボタン電池 LR-43 が無いらしい。
他の商品から抜いた新品の LR-44 を落とし込む。
径は合っている。だが明らかに電池蓋は閉まらない。

「43 だね。」

店主様 デジタルノギスを持ち出す。電池のスペースの高さを測っている。

それとなく、裏蓋の表示を確認するように誘導しておく。電圧とバッテリーの表示がないかな。

「あー そうだね。」

電圧 1.5V とあるが、バッテリーの型番は記されていない。

「1.5V ならやっぱり LR だね。44  の下は 43 なんだよね。今はストックがないから、電池買い取りになっちゃうけどいいかな?」

この流れでは致し方あるまい。了解する。

「こういう電卓で、あんまり難しい電池を使っているはずはないんだよね。」

やや怪しげなのだが、経験則で行動している。

店主様が取り出したのは、LR-43 の 10 個パックだった。少し気が遠くなりかけたが、この店では 10 個パックでも大した金額ではない。
しかし残りの 8 個をどうやって使い切ろうか。

店主様は念のため LR-43 の高さをデジタルノギスで測っているが、ブリスターパックの上からでは余り参考にはなるまいが。
電池を買い取りさせてサイズが合わなければ問題だ。

誠意のある店だ。


私は web のボタン電池対応表をモバイルで確認しようとしていた。
が、電波が届かないらしい。すでに数分が経過していたが、まだ検索エンジンが現れない。
どうやら店ごとタイムスリップしているらしい。

店主様はブリスターパックから取り出した LR-43 を納めて電池蓋を閉じる。閉じる。閉じる。
やや強引に閉じる。

閉まったが、少し無理があるような気が。

店主様、筐体の電源スイッチを入れる。

(続く)
-------------------------

・ファンクションキーが空白の理由
この当時の電卓のファンクションキーが空白の(キーに何もプリントしていない)理由が判った。

製作コストと印刷技術の関係らしい。

テンキーと四則演算キーが2重成型キーなのだ。
なんという贅沢な仕様だろう。
hp 15c LE の発売の時、オリジナル15c が2重成型キーだった事が話題になった。

2重成型キーのモデルを実際に手にすると、確かに非常に強い愛着を感じる。


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コメント

その機種の使用電池はSR1130なのでは?
LR43より厚みで0.4mmくらい違います。
昔のカシオのゲーム電卓なんかでもこの電池を使ってましたね。

訂正
サイズをインチで見てた。ミリだと1mm以上の差ですね。
規格風に書き直すと
LR44 → 1154 (11mm x 5.4mm)
LR43 → 1142
SR1130 → 1130
下2ケタは高さですね。

>for3K さま
さすが ですね。
ほぼ正解です。

SRは酸化銀ですが、同じサイズのアルカリ(LR)の電池も存在するようですね。
電圧は同じようですが、SRのほうがちょっと高級なだけに持ちはいいようです。
というか、液漏れした時のダメージを考えると高くてもSRを使いたいですね。

話変わって、無刻印のキーボタンですが、最近の機種でもfx-260AとかF-502のシフトキーだけ
無刻印ですね。あれはなんでだろうか不思議です。1個だけだと使いまわしもできないだろうに。

>for3K さま
おっしゃる通り、SR と LR には互換性があるのですね。あらためて確かめてみました。
fx-310 のデータとしては、メーカーの提示している方を採用したいと考えております。マニュアルはありませんがデータは持っております。

無刻印のキーですが、fx-260A のファンクションキー18個は全て使い回しではないかと思いますが。
私有の fx-260A-N のテンキーとファンクションキーは2重成型ではなくプリントです。
for3K さま所有の fx-260A は2重成型キーなのですか?
とすれば初耳です。初期の頃にはファンクションキーが2重成型キーだった事になります。

無刻印なのはシフトキーだけです。
なぜかカシオもキヤノンも標準電卓の[SHIFT]キーだけはプリントが入っていません。
数値に変化を与えないキーだけ無刻印というルールなのかと思いましたが、
[hyp]キーはちゃんとプリントが入っています。
手持ち機種だと
fx-260A(fx-260SOLAR-us/fx-82SOLAR-eu)
F-502/F-502G/F-604
ROWA CS-133D
のシフトキーは無刻印です。シャープは一番安い機種でもしっかりプリントが入ってますね。
深い意味はないのかもしれませんが、ちょっと気になります。
ちなみに私の持っているfx-260Aもプリントですよ。(昨年秋に買った最終在庫品です)

カシオ機は 2ndF を表す筐体のサーフェスのオレンジ色の文字と、Shift キーの上方のサーフェスの文字が,同じ次元に表示されているスタイルですね。

私は アンチカシオ電卓 のポジションで関数電卓沼に落ちました。
その後の現在の立ち位置からは、電卓のカシオというメーカーは意外に質実剛健で真面目な体質を持っている と感じています。
確かに、空白のシフトキーは 気になるっちゃぁ 気にはなりますがねぇ。

対する シャープというメーカーはその不満点やニッチを突いた戦略で成り立っており、ある意味 カシオの電卓あってのシャープ の電卓 という図式に見えてしまいます。

日本の電卓の発展のためにはシナジーがある事を理由に一緒になったりせずに、両社はこのまま コカ・コーラとペプシ・コーラの関係で行く方が良いと思います。

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