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2011年12月

2011年12月25日 (日)

TI-36X Pro をようやく開封しました。 / Texas Instruments TI-36X Pro

TI-36X Pro をようやく開封しました。 Texas Instruments TI-36X Pro

     

私はこういうものを購入したら、店舗によっては下りのエスカレーター、下りの階段、最寄り駅までの道を歩きながら、駅のエスカレーターや 帰りの車中 等で開封してしまう。
万年筆なら、カートリッジインクをブチ込んでしまう。
     
     
     

購入して半年も眺めていたのは、初めてだ。
   
   
   


ファーストインプレッションを記す。
     

先ずは外観から。

・ブリスターから取り出してみると、
フロントパネルの艶消しブラックは良い。 のだが、 両サイドの色味がよろしくない。
ガンメタリックのような濃いグレーかと思っていたが、紫に黒を入れたのだろうか?
アメリカのケーキを思い出した。あまり食欲をそそらない。
せめて艶消しならまだマシだろうが、所謂鏡面仕上げ。
こちらの方が、手に汗をかいてさえいなければ滑らないだろうが。

デザイン、特に色に厳しい方にはおススメしない。
     


・重量は 30XS より少し重くなった気がする。
    
・キータッチも若干重さというか硬さが増した感じがする。


TI-36X Pro をようやく開封しました。 Texas Instruments TI-36X Pro( ←ピンボケで申し訳ない。左側が機体上方です。薄いブルーがシフトキー。)

・キーは水平ではなく、奥がわずかに高くなっている。意外に芸が細かい。
   

・指数入力専用キー[EE]を与えられており、log の逆関数[10n]キーは改修されている。(北米ルール。)
    

・逆数キーが分数となり、分数を返してくる。(こう書くと当然といえば当然のようだが....)
やはり精度を上げるためだろうか。時代は分数らしい。。。
   

・テーブル機能が多機能になっている。

    
・最大の武器は、なんといってもマルチタップキーだろう。
   

詳細は改めて。 

 

2011年12月22日 (木)

[10n]キーの扱い その2 / TI-30XS の欠点は?

[10n]キーの扱い その2 / TI-30XS の欠点は?
     

はじめに結論.
     

TI-30XS の欠点はやはり,指数入力専用キー [EE]キー を実装していない事である.
     

log の逆関数[10n]キー(←[10のx乗]キーを本稿ではこう表現している)の扱いに関しては少しやり過ぎなのかミスなのかは不明.
    
    
    


本稿では,以降は数式を表示しやすくするために例題を簡潔にする.
   

例題の条件
指数入力専用キーを [EXP]キーと表現する.

例題
指数表示の大きな数を,同じく指数表示の小さな数で割る.キーインは以下.
[6][EXP][2][3][÷][1][EXP][-][1][9] (例題1- 2)
    

期待される値は
[6][EXP][4][2](←6×10^42)
とし,これを正解とする.
     
 
[6][EXP][4](←6×10^4)
を不正解とする.
    
    
 

ここでいくつかの事実を列挙 する.

    
     
・TI-30XS では,[6][10n][2][3] とキーインすると,[610の23乗] と認識をしてしまう.
    
    

・TI-30XS は, [10n]のキーインと [1][0][^][n] とを区別していない.または出来ない.
    
     

・hp 35s のALGモード(数式通り入力)で [10n] キーを叩くと現れる表示,ALOG開き括弧.
     
[6][ALOG][数値][enter]
の入力にはもちろんエラーを返す.後置関数記号の前には当然演算記号が必要.省略は許さない.流石のhp.
       
     

・ [6][×][10n][2][3][÷][1][×][10n][-][1][9] (← この [10n] キーは, [log] キーの裏にある10のn乗キー. )
と入力すると,私有の(おそらく)全ての関数電卓は正しく不正解を返す.
    
    

・[10n] キーのn乗部に,CASIO,SHARP,TI 及び hp と, おそらくほとんど全ての関数電卓は,変数メモリからの数値の代入を受け付ける.
    
    

・[×10n] キーのn乗部に,CASIOは変数メモリから代入すると構文エラーを返す.(CASIO の [×10n]キーは同社の指数キー[EXP] の表示が変わったものである.)
    
    

・一方の TI-30XS は [×10n] キーの指数部に変数メモリから数値の代入が可能である.
    

    
・TI-30XS の2007年度版マニュアルのP16には,
[×10n] is a shortcut key to enter a number in scientific notation format.
と記載されており,それ以外の記載はない.
    
    

・HP-35s のALGモードでは,
[10n]キーに変数メモリからの数値の代入を許可し,
指数キー[E]のn乗部への変数メモリからの数値の代入にエラーを返す.
    
    

・[EXP] キーを持つ関数電卓は,指数部への変数メモリからの数値の代入にエラーを返す.
    
    


これらの事実から,

・関数電卓の基礎部分であるところの[log]キーと,その逆関数[10n]キーの中身は全ての関数電卓において(四則演算キーと同様に)等しく同じであろう.ただし,TI-30XS の [10n]キーは唯一挙動が異なっている.

・おそらく現行機種付近の全ての指数入力専用キー[EXP] は,変数メモリからの代入にエラーを返すだろう.
     

・マニュアルの記載とその挙動から,
TI-30XS の[×10n]キーは指数入力専用キー[EXP]キーと同じではない.
という事が言える.
    
    



TI ベースの環境から見ると30XS の [×10n]キーは不具合ではなく,むしろ正しい挙動である.

一方のCASIO環境ベース側から見ると,TI の[×10n]キーは あたかも不具合のように見える.のである.
    

北米のルールに従って正しい答えを吐き出しているのだが,無理やり異国に連れてこられて不具合呼ばわりされるのは 30XS が可哀想である.
ただ,指摘するならば,[log]の逆関数[10n] キーの挙動は明らかに不自然ではある.(この点は後述する.)
     

欠点と言われても仕方がない点は,指数入力専用キー[EE]を持たされなかった事だ.


     

     

さてこうなると,CASIOは連綿と続いた [EXP] キーを, なぜナチュラル入力タイプから [×10n] キーという表現に変えたのか?
が気になる.
    
    



以下はフィクション
    

あるストーリー
場所は北米.A社は関数電卓のシェアをB社から奪うべく今日も奮闘していた.
A社
「教育的見地から、30XS にはあえて指数入力専用キーの[EXP]キー([EE]キー)を置かず、ショートカットキーとして [×10n]キーを使おう。これでユーザーに指数対数を正しく理解してもらおう。」
     
     

C社US法人
樫山開発室長(仮名)と
尾竹開発室主任研究員(仮名) の会話

樫山
「世界のマーケットを制するには、まずは北米マーケットをA社から奪う事だ。勝算はあるかね?」

尾竹
「A社の製品にはウィークポイントになりうる要素があります。そこにダメージを与えるには当社の製品のあの部分をこれに変えるのです。そうすれば、A社の製品は不具合に見えるでしょう。」

樫山
「なるほど。そう変えると確かにそう見えるね。」

尾竹
「万が一 我が国に攻めいってきた時のために、本国製品もこれに変えましょう。」
     
     
     





後述部分

一般的な[log]の逆関数[10n]キーの挙動を,仮にここではCASIO方式と名付けよう.

対する TI-30XS の[log]の逆関数[10n]キーをTI-30XS 方式と名付ける.
     

TI-30XS 方式は,決してバグとは言えない.間違ってはいない.TI らしく表示通りに正しく解答する.

しかしながら,どうしてもこれ以上救ってやる事ができない.
TI-30XS のクラシックモード(2Lines の所謂数式通り入力タイプモード)ではCASIO方式と同じ挙動となっている.

MathPrint モード(所謂ナチュラル入力タイプモード)では, [10n]を一つの関数として扱わず,[1][0][^][n] のキーインの事実上のショートカットキーである事は狙いなのか?ミスなのか?


私は,この[10n]の扱いに関しては改修されるべき と考える.
     



答えは TI-36X Pro が教えてくれるだろう.



 
   

2011年12月14日 (水)

TI-30XS の欠点から考える [10n]キーの扱い

TI-30XS の欠点から考える [10n]キーの扱い
   

[10n]キーはどのように扱うのが正しいのか を考えていたら、括弧の優先順位問題にハマり込んでしまっていたようです。コメントを下さった方に感謝します。

>そういった解釈があるのかもしれませんね。
などと偉そうに言える立場ではありませんね。たいへんに失礼致しました。
   


そもそも数学者ではない素人の私には「これが正しい」などと言える根拠も知識もないワケですが。
  
  


しかし、日米の代表的な関数電卓を叩いているうちに、少し見えてきたものが。
  
  


・1枚目の写真は CASIO fx-4500PA
   

[10n] の10が小さい.
これはそのまま指数として評価できる仕様.現行機種まで連綿と続いている.

これは指数キーと被る扱いだ.
  
   


・ TI の [10n] キーの扱い(前回の記事,特に [610の23乗] となってしまう点])は,現時点では論外 とする.
   
   



・ hp 35s のALGモードで [10n] キーを叩いてみた.
(ちなみに 35s のALGモードは2行表示の数式通り入力タイプと同じです。RPN入力ではありません。)


TI-30XS の欠点から考える [10n]キーの扱い

初めて見たこの表示
  
  
  

ALOG開き括弧
   
   
   

Anti Logarithm か?
  
  
  

こう表示されると [10n] という表示で良いのか考えさせられる.




  
   

2011年12月11日 (日)

TI-30XS の大きな欠点

TI-30XS の大きな欠点
↑割り算


TI-30XS の大きな欠点
 ↑分数


      
TI-30XS には大きな欠点があった。
  
  

結論からいこう。
  

[EXP]キーを実装しなかった事だ。

( TI では 30Xa から [EXP]キーは [EE]キーと表示.)

  
  

  
[EXP]キーは指数を入力するキーだ。
機種によってまちまちだが一般に [仮数][E][指数] 的な表示になる。
 
 
 


例題の意図としては 指数で表した大きな数を、同じく指数で表した小さな数で割る というもの。
当然,除算でも分数でも同じ答えを返さなければならない。
   

私有の TI-30XS の写真では、分数で計算させたものがこの場合は正解。

除算では 桁違い という決して許されない結果を返す。
  



TI-30XS では指数としての [×10n]キーが数式の途中にあっても粛々と左から計算してしまう。

CASIOでも、意図的に同じ入力(誤った入力)をすると、30XS と同様に桁違いの答を返す。
  
   
   


[仮数][10n][指数][÷][仮数][10n][指数]
   

   
[仮数][×][10n][指数][÷][仮数][×][10n][指数]
  

では結果は違うのだ。
  
  



今 手元にある CASIO fx-373ES でも、Canon F-720i でも結果は同じで、
( [log]キーの裏にある [10n] キーを使う。)
CASIO も Canon も [×]あり と [×]なし の挙動は一致する。
  
      

TI との違いは、CASIO機は
[仮数][10n][指数]
と入力しても [EXP]キーと同じ挙動になる事。
  


TI-30XS では例えば、
[6][10n][23]
と入力すると
[610の23乗]
と認識する。
  
    


ちなみに、CASIO の [×10n]キーは指数キーであり、指数キーとして正しい優先順位を持ち、正解を返す。
  
  
  



TI-30XS では指数の入力に [×10n]キー しか使えないのが最大の欠点かもしれない。
  

[×][10n]

指数キーとしての [×10n]は同じ
と見なしてしまう。
  
   



正しい認識はどちらだ?



  

2011年12月 6日 (火)

CASIO vs TI / CASIOの分数保持の系譜 その2 とあれやこれや


     
CASIO fx-290-N .

CASIO vs TI / CASIOの分数保持の系譜 その2 とあれやこれや

分数で入力 → [=]キーで数値を評価 → 変換キーで小数に変換 → メモリFにストア
したところ.(分数でストアされている.)
 


CASIO vs TI / CASIOの分数保持の系譜 その2 とあれやこれや

こちらは小数入力 → 数値を評価してから分数に変換して → メモリEにストアしたところ.(小数でストアされている.)
   
 
以下は念のため正解.
3/(2×8)=3/16(←分数,分子3,分母16)=0.1875 (例1)
   
   
CASIOは2行表示の数式通りタイプから,分数で入力した数式は分数のまま保持している.(そうでなければ分数同士の計算はできないが.)
       
変換キーで小数表示にしてみせるが,電卓の中に大事に保持しているのは数式エリアにある分数である.

解エリアの数値の重要度は数式エリアより低いようだ.

 

そしてもう一度変換キーを打鍵した時に小数から分数に戻る.

変換キーは一見みごとに小数を分数に再変換しているように見せて,実は再計算してはいないのではないか.と思った.
   


変換キーが行っているのは,

【変換する】←→【変換をやめる】

ではあるまいか.

   

メモリにストアする時に,CASIOでは分数で入力,保持している数値は小数ではストアできない.
一方 北米の雄 TI は,標準入力型の 30Xa から変換した形式のままでのメモリストアを実現している.

標準入力型 TI-30Xa の過去記事

数式自然入力(MultiView)の TI-30XS も同様である.


CASIO に戻る.

・分数で入力 → 分数で表示された解を小数に変換する → メモリにストアすると分数に戻っている.
もちろんリコールしても分数である.
  



しかし思い返せば,[STO]キーの中に入っているコマンドは,

数式エリアの数式を評価してメモリにストアせよ

であるから,当然の挙動だ.
   
   


・小数で入力 → 可能なら分数に変換→ストアで小数に戻る
 

となり,数式エリアの数値の重要度が高い.ように見えるが,これも CASIO の [STO] の定義からすれば当然の挙動だ.
    

CASIOが最後まで離さないように記憶しているのは,上段の数式エリアなのである.
私はてっきり下段の解エリアの方が重要なのだと思っていた.
   


と,ここまで書いて,CASIOの分数変換が進化しているのを確認した.
   



実は,CASIOの分数変換体質を検証するために,fx-290-N より古い機体を求めて

fx-4500PA

を入手した.上位機種.プログラム電卓である.

手帳型タイプ.胸ポケットには最適である.結構気に入っている.
   


コイツは,0.1875 を分数に変換できない.290-N は変換できる.
4500P の後継モデルの 4500PA は,fx-290-N よりソフトウェアは古いようだ.
コイツのインプレッションはまたあらためて書く事にする.
   

  


以前宣言した TI-36X Pro  はまだ開封していない.
  
これを開けると私の電卓コレクションが崩壊するような気がするから.
  
まだもう少し楽しんでからにするつもりだ.



     
       
    

2011年12月 1日 (木)

CASIO vs TI / CASIOの分数保持の系譜 その1

CASIO vs TI / CASIOの分数保持の系譜 その1
CASIO fx-290-N 
  
この写真でわかってしまう御仁も多いか と。
いな 既に知られている事かな
  
  
  

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