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2011年9月20日 (火)

30Xa の実力 その2 特にマルチメモリ比較 / TI-30 Xa vs. F-604

30Xa の実力 その2  特にマルチメモリ比較 / TI-30 Xa  vs.  F-604
30Xa の実力 その2  特にマルチメモリ比較 / TI-30 Xa  vs.  F-604
 
 

本機は全身潔くシンプルである。

F<->E] キーを持たないのは残念.しかし,
[SCI] [ENG] キーはともに裏に回っていながらも2手でOK とシンプル.
どちらも桁数指定の入力指示を要求されない.
 
   
エクスチェンジキーの定義が違っており,2種類のエクスチェンジがある.
本機では [EXC]キーをエクスチェンジキーと呼び,ストアされたメモリと,液晶に表示された値を入れ替えるキーだ.
 
メモリ周りが強い.
 
   
[X<->Y]キーが,XレジスタとYレジスタの入れ替え.

メモリの入れ替えの[EXC]キー関連ではSUM関数キーがある.[M+]キーは当然ない.
   
   
   
60進法は小数点変換方式.
遠藤先生が指摘された 国産機に存在する 1時間22分60秒 のバグ は当然  ない.
1.2260
にはならず,きちんと
1. 2300
になる.
 
 
   
標準入力タイプにして3段のメモリのストアは従来の方式を踏襲している.
 
1+4 の答え 5 を メモリ2 にストアするには,[=]キーを打鍵する必要がある.
私はこちらの方が標準タイプの正統なメモリストアであり、ユーザーに優しいと思う. 
標準入力タイプのマルチメモリ機の Canon F-604 との比較になるが.
   
メモリを一段しか持たないほとんどの標準入力タイプでは,数値は [M+] キーの独立メモリに入ってしまうので、
つまり行き先が決まっているので,[STO]キーを打鍵した瞬間に 表示されている数値がそのままストアされる.

Canon の標準入力タイプ F-604 や,
クラスが違うが,数式通りタイプとナチュラルタイプ国産機のマルチメモリ機は 数式を確定してからストアする.
   
 
本機 30Xa は標準入力タイプのセオリー通り 現在表示されている数値をストアする.
こちらは 入力中に数値を選択的にストアできるメリットもある.
この時 数値の評価が一手早いのが,国産機との違い.


数式を入力中に 途中の数値と,数式の解をそれぞれメモリに代入する.
(数値を評価するポイントを示すために 小数点以下4桁表示に設定する)
 
 
TI-30Xa
   
【打鍵】               【 液晶表示】
[1]                       [1]
[+]                   [1.0000]
[4]                       [4]
[STO]                  [4.0000]
[メモリ2]               [4.0000]      メモリ2にストアされる.
[=]                       [5.0000]      解の確定.
[STO]                  [5.0000]
[メモリ3]               [5.0000]      メモリ3にストアされる.
 
面白いのは,[STO]キー打鍵時に ストアする数値を確定している点.
 
私が評価したいポイントは2つ.
1,数式の入力中でも [STO]キーを打鍵すれば,選択的に数値をメモリに代入する事が可能で,
2,そのまま入力を継続できる.必要ならその数式の解もストアできる.
 
 
Canon F-604
   
【打鍵】                     【 液晶表示】
[1]                            [1]
[+]                            [1.0000]
[4]                     [4]
[STO]                        [4]
[メモリ2]                 [5.0000]
 
途中の数値は入力できない.
   
[STO]打鍵で数値を確定していない.
国産機ではすべからくこうなっている.この違いは興味深い.
 
 
標準入力タイプなのに,ストアした瞬間に数値が変わる.結構ギョッとする.
(マニュアルにはこの手順は記載されている.)
 
数式通りやナチュラルタイプなら数式エリアに表示されるので,何が行われたのかがわかるが,標準入力タイプではいかがなものかと.
数式通り第3世代のメモリストアをお手軽に流用したとしか思えない.
F-604 が売れればルールは変わるのか.
   
   
[-] [(-)] 問題.
      
例として 10E-23 と打鍵する  つもりで.
[1][0][EXP] と打鍵すると,自動的に指数 00 が現れる.
[(-)]打鍵ならトグルスイッチとして働き,
[-]を打鍵すると 指数 00 が消える.10で確定する.
まぁ これは標準入力タイプではほとんどが同じですが.
 
 

欠点もあげておこう.
さすがに基本設計が古いせいか,69の階乗には2秒くらいかかる.
F-604 は,一瞬で解答する.
 
 

       
最後に、保護カバーになるハードケースの立て付け
これは 国産機の相手にはならない.
蓋をきちんと閉じられるようになるまでに,私は2週間かかった.

TI-30Xa のケースの抜き差しが鮮やかな人を見かけたら、その人は超一流のエンジニア かもしれない.
 
 
 
TI-30Xa に脈打つスピリットは まさにあの頃憧れたアメ車と同じである。
どこまでもひたすら真っ直ぐに走り続けるのだ。
何者にも媚びずに。
   
   
私の中で 30Xa の殿堂入りが確定した。

 

 

 

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