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2011年8月27日 (土)

シャープ,CASIO​,キャノンの標準入力​タイプ / SHARP EL-501E,CA​SIO fx-260A,Ca​non F- 502G

編集中

左から

SHARP EL-501E,CASIO fx-260A ,Canon F-502G

中央の CASIO 260A の小ささがおわかりになるだろうか。
胸ポケットに入れて持ち歩くのに絶対的に有利である。

保護ケースのスライド部が堅牢な作りになっており、さらにポケットインしているときに 上からのダストを防ぐ形態をとっている。

さすがのCASIO

G-ショックとまではいかないが、工具箱的な環境にも確かにピッタリだ。
スライド式の保護用ハードケースはこのモデルを最後に3社ともスライドの方向が180度反転する。
ケースの着脱のしやすさを優先させたか。

四角いキーは打鍵しやすい。
キーストロークは深め。
キーアサインは確かに良くはない。
やたらと[SHIFT]キーを叩かねばならない。
これは 一手増える という単純な問題ではなく、確かに使い勝手に大きく影響する。標準入力タイプこそキーアサインが重要。
これには長所であるところの筐体のサイズのせいもあろう。
ライバル達の関数キーエリアは 6×4列あるが、
(SHARP EL-501E は最上列のキーが5つ)
この 260A は6×3列しかない。
サイズを優先し、キーの数を犠牲にしたらしい。
私はこの選択もあり だと思うが、
絶版になったという事は結果として多くのユーザーはこの選択を歓迎しなかった という事かもしれない。

キーの数が少ない上に無駄なキーがあると思う。
[ON]と分数キーだろうか。
電源は太陽電池オンリーなので、[ON]キーには実質はリセットキーとしての役割しかない。単独で存在するのはもったいない。
しかしこれは、後継機 290 の[ON]キーとつながっているのかも知れない。

置数に制限のある分数キーもこの場合は不要だ。発売時期には必要だったのかも知れないが。
だが、この分数キーが発端となり ナチュラルディスプレイに発展してゆくような気がする。

このあたりから、数式通り入力方式にシフトしてゆく感じが伝わってくる(気がする。)

[MODE]キーはCASIOのトライアルなのだろう。
[F←→E]キーを持たない代わりに、Norm1 で小数点以下3桁から自動的に指数表示される。
しかし整数の10桁未満はそのままなので、[F←→E]キーの便利さには負ける。
やはり[F←→E]キーは必須アイテムだ。

括弧のネストへの工夫 はユニーク。

エクスチェンジキーも評価に値する。このキーの存在はレジスタの存在を意識させるものだ。
最近の傾向としてレジスタやスタックをユーザーに意識させない方向のようだ。必ずしもこれがユーザーのためになるとは私は思わない。
私は車のオートマチックトランスミッションには必ずしも賛成ではない。
だが後発の Canon F-502G や F-604 にはエクスチェンジキーは存在しないし、車のマニュアルミッションはいまや駆逐されようとしている。

この 260A のエクスチェンジキーの存在は評価できるのだが、しかしレジスタの定義には整合性がない。

CASIO機にはなぜだかこういうことが多い。

[XのY乗]キーの定義だ。
[X←→Y]キーのエクスチェンジと[XのY乗]キーとのレジスタの定義に整合性がない。(冗長になるので詳細は書かない。とはいえ いつも無駄に長い気はするが.... )
ここは[YのX乗]と表記すべきで、ユーザーはこの一台を以て関数電卓を正しく理解する事ができない。コイツはいけない。

括弧のネストへの工夫は良かったが、%キーとの組み合わせで計算が破綻する。
関数電卓がこのレベルで破綻するとは情けない。(少々強引な気もするが。)

マニュアルの(マニュアルにページの記載がない)【パーセント計算】の項 (例1)

1500の12パーセントは?
(正解は180)

これを括弧の中に入れる事が出来ない。
[18000]で解が確定してしまう。
気付かず打鍵し続ければ誤解答だ。

一方の Canon F-502G と SHARP EL- 501E はこの数式を括弧の中に入れる事ができ、正解の180を数式に利用する事が出来る。
これはCASIOの貫き通しているマークアップ式が原因と思われる。
CASIOの[%]キーのこの場合のコマンドは

置数を掛けてからその答えを100で割れ

というものらしい。
これを括弧に入れようとすると
[ ( ][1500][×][12]の次の打鍵で閉じ括弧が作用し、計算がここまでで終了してしまうらしい。

他方の SHARP EL-501E とその互換機 Canon F-502G の[%]キーのコマンドは

置数を100で割った数を掛けよ

らしい。
そのあとに[=]キーを打鍵しないと答えが出ない。
したがって、閉じ括弧は自動的に作用せず 括弧のなかに入力する事が可能なようだ。
これが明暗を分けた。

CASIO は関数電卓以前から[%]キーで百分率の計算を簡略化していたようだ。
しかしそれにはマニュアルを熟読してその独特の使い方をマスターする必要があった。
これを使い慣れると他社の計算機に乗り換えられなくなる。
便利かもしれないが、数式としては成立しない打鍵となる。

CASIO の 俺様のルール

CASIOは関数電卓にも同じ方式を搭載したようだ。
CASIO方式は、少なくともこの時点ですでに小さな無理が生じていた。
伝統を守るのは非常に大切だが、踏襲すべきか否かを充分に論議し尽くしたのだろうか。
先達の切り開いた道はあとに続くものが守り抜くべきだが、その道が正しい方向に向かっていなかったなら勇気を持って進路を修正すべきだ。
こういう小さな無理が、のちに ナチュラル入力タイプで結局は軌道修正をする事になってゆく。
負の遺産を後進の者に安易に押し付けてはいけない。

私がかつて  CASIOの計算機を選ばなかった理由はこういったいくつかの「解せない事」に突き当たって、その理由が解らなかったからだった。
計算機というものは必ず正しいものだと信じていた。

今はようやく俯瞰で見る余裕ができたようで、便利で確実だが面白味にはとぼしい CASIO第3世代の計算機よりも この 260A や 290 のような人間臭さの残る機械の方が可愛くてしようがない。

CASIOさんには 標準入力タイプの関数電卓をラインナップに再興していただきたいと切に願う次第である。

 

 

 


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