2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

ウェブページ

無料ブログはココログ

« ある日の相棒達 序章 / M400 ・ fx-290-N ・ プロフィット21 梨地 | トップページ | ペリカン スーベレーン M400 緑縞 とペンクリニック / ある日の相棒達 その3 »

2011年5月22日 (日)

関数電卓のメモリー周りのバグ問題と解決法を素人が妄想する ・ ある日の相棒達 その2 / CASIO fx-290-N

92011/05/22 初出
2011/05/29 加筆修正
2011/06/05 加筆修正
 

関数電卓のメモリー周りのバグ問題と解決法を素人が妄想する ・ ある日の相棒達 その2 / CASIO fx-290-N

CASIO fx-290-N

現物を見てそのデザインに惹かれたのが第1の購入動機.

(このアングルからが最も美しいのですが、諸般の事情から被写体が歪んでいます.寄らないでズームでこれが限界.目視では 手前はもう少し締まっており、そのプロポーションを伝えきれないのが残念.)

[DEL]キーと[AC]キーの色味がなんとも言えず良い.

通常はこの辺りのキーは彩度強めの赤系が多いが、この色は和菓子の塩漬けの桜の花のようだ。赤紫蘇を使った梅干しにも似ている.和テイストでやわらかい.
計算機のクールをウォームに変える役割か.

この計算機にはメモリー周りのバグ (RCLにバグ) メモリRCLにバグ と 一見STOにバグにみえる本来は正当な挙動.定義を曖昧にしてしまったのはメーカーのミスリードがありますが、

ウェブサイト
『関数電卓マニアの部屋』

最強のガイドブック
『理系人のための 関数電卓パーフェクトガイド』

がなかったら、コレはこういうモノだと思っていたかも知れません.

私が CASIO の電卓を選ばない理由は

・入手しやすい(←?)

・CASIO は独自のルールを作りたがる

・進化といえば聞こえは良いが、一貫性がない

ように見えるから. 結構振り回される.

この S-V.P.A.M.機はメモリ周りに2点のバグが指摘されており、そこに興味を持ったのが第2の購入動機.

このモデルは 2007年頃にはバグを指摘されながらもそのままの S-V.P.A.M.を搭載し、2010年6月の発売らしい.
という事は、CASIO はこれをバグとは考えていない
とも、考えられる.

…もっと旧いモデルかと思って購入してみたら意外に新しいモデルでした....(汗)

しかも、CASIO の S-V.P.A.M.機 のバグを指摘された遠藤先生は、本機を 2010年の(数式通り方式の)スタンダード機 に選定されていらっしゃる.

…「実に興味深い.」(←再びの湯川学 福山バージョン風で)

 
 

★★ ここからはややディープになります。 ★★

● 初心者による超初心者ための用語解説(本当はこんなに簡単に定義してはいけない....

・[STO]キー
メモリをストア(格納)するキー(←実は伝統的には数式を再計算してからメモリに格納する)

・[RCL]キー
メモリをリコール(呼び出す)キー(←これを数式に利用できるか否かが問題)

・Ans
アンサー.最後の演算の答え.

・ラストアンサー
文字通り最後の答えだがここに何が入っているのか?を知ることが大切.意外に難しい.

・[Ans]キー
ラストアンサー(は、ひとつのメモリでもある)を呼び出す または再読するキー

 
 

さて、私の日常に取り入れてみました.
分割している勤務時間の計算をメモリーしていて、問題のバグに巻き込まれた.

マニュアルには(既に改訂版となっているかもしれないが現時点では確認できていない)、

・[RCL]キーはメモリーを参照できる.

・メモリーを数式に利用するときには[ALPHA]キーを使う.

との旨がさりげなく書かれています.

マニュアルに書かれている以上、数式に利用する時には[ALPHA]キーを使う べき. かな.指摘当時なら考えさせられる問題ですが少なくとも現時点では.

 

…やはり CASIO は独自のルールがお好き?

 

CASIO は[RCL]キーをメモリ参照専用キーにし、数式に利用する時には[ALPHA]キーを使うという独自の仕様にした.
(本当にそうしたかったのか? プログラムが結構難しかったりしてやむなく? だったら[RCL]キーと[ALPHA]キーの役割を逆にしておいたら問題はひとつで済んだ問題が少なかったのでは?

だから、その後も[STO]を裏に回しても[RCL]は表にしてあるのかな.マルチメモリの参照の弱さを補完するする方法として.(ここは別の稿に書く)

このS-V.P.A.M.の血を引く fx-290-N を含む電卓群は、[RCL]キーはメモリを参照するだけで数式には使えない.
なので参照した数値は数式の値としては無効.打鍵して液晶ディスプレイに表示されていてもそこには存在しない.
なので、続けて例えば[+]の演算キーを叩くと、ひとつ前の計算の連続計算となり、ディスプレイの表示が

[Ans][+]

と変わり、ラストアンサーに続けて演算が続行される次第.

ちなみに、数式に利用できる[ALPHA]キーの意味はアルファベットのアルファのようだ.誰がはじめに提唱したのかも今後調べてみたい.

ボーダーレスのこの時代に CASIO のこの考え方([RCL]キーにメモリ参照の機能しか持たせなかった事.)はグローバルスタンダードからは外されたようだが.

これで1点めは解決.(私が解決したワケではない.)

2点めのメモリーストアの問題.こいつが私には厄介だった.
またラストアンサーが絡んでくる.

ウェブサイト
『関数電卓マニアの部屋』と 
 
そのコラム

『関数電卓のラストアンサーと数式プレイバックに関する考察』

『関数電卓のバグ(メモリRCLとラストアンサーの競合)』

『CASIO/Canonの[RCL]機能の歴史に関する考察』

を参照されたい.

マニュアルには、メモリをストアする時には[=]キーを叩くようには指示されていません.但し、してはいけないとも書いていない.

しかし、場合によっては[=]キーを叩いて解を見たいまたは見るまたは見てしまった という事もある.

結論からいこう.

メモリをストアするために[STO]キーを叩く時に液晶ディスプレイ1行目が

[Ans] [+](等の演算記号) [数値]

となっている時は、必ず[Ans]キーを叩いてラストアンサーを再読 ラストアンサーを明示 させてからメモリにストアする事.

…と、ここまで丁寧にはどこにも書いてない.

簡単な例題だが

[1][+][1][=]  (答えは2)

[+][3][=]

と打鍵する.

すると液晶ディスプレイ1行目には

[Ans][+][3]    (下段に表示されている答えは5)

が表示されます.このパターンが危ない

このような ラストアンサーを含む数式[Ans] [+](等の演算記号) [数値]が1行目(数式エリア)に表示されている状態の解をストアしようとすると、[STO]キーが勝手に再度計算を実行して、期待される値ではない数値をストアしてしまいます(←伝統的にはこれが正当な機能だそうです.確かにマニュアルには[数値][演算キー][数値][STO][アルファベット]となっており,格納前に計算を行う事が示されています.)

[STO][B]       (期待される値は5だが実際にはメモリBに8がストアされる)

 

私の解決法は、ラストアンサーの再読 ラストアンサーの明示的な使用

[STO]キーを打鍵する前に[Ans]キーを叩いて、

[Ans][+][数値]表示から抜け出してから

[STO]キーを打鍵する

事にしている.

2行表示の上段(数式エリア)の[Ans]に格納される数値は下段(解エリア)の数値だ.
[Ans][+](等の演算キー)[数値]が1行目(数式エリア) に表示されている状態で[STO]キーを打鍵すると、[Ans][+](等の演算)[数値]を勝手に再度実行してからストアする事こそががまさにバグだ.(←この挙動はSTO機能としては正しい.STOバグではない. と訂正させていただきます) 
( ↑ 本来は正当な機能だがユーザーからはそう見えない という例外をどう処理し,ユーザーをどうリードするべきか.数歩進んで配慮するべきであったでしょう. 
結果として 
・メモリ格納機能は[STO]キーひとつ. 
・メモリ呼出機能は[RCL]キー の他に[ALPHA]キーを生み出してしまった. 
 

さらには現在のCanon機のマルチメモリは0~9にもストア可能だが[ALPHA]キーでは呼び出せない. 
呼び出せたらおかしいが呼び出せないメモリリコールキーの存在は? 
 
などという迷走を続けている.(CASIO→Canon にソフトウェアのOEM供給と前提. どころかあの某社にまで・・・既にルールは書き換えられている) 
さすがに気が引けるのかCASIOは数字キーにメモリの代入を許していない. 
すでにルールは書き換えられて久しいが, 
 
このまま行くのか  
 
本来のルールに立ち返ってシンプルに[RCL]キーと[ALPHA]キーの統合を目指すのか. 
 
その時は早いほうが良い.ナチュラル入力方式が完成していない【今】が最適では? 
 
賢明な判断は常に難題である.)

 
 
[Ans]キーを叩くほうが、メーカーの説明する

カーソルの[←]キーを叩く

よりは精神的にスッキリする.

 
 

どうだろう.完璧だと思っていた関数電卓のバグを補いながら使う.いかにも使いこなしている感がなかなかに愉快だ.

…プロっぽい(と あくまで自己満足)

 
 

ちなみに、筐体と添付マニュアルの型番はともに

fx-290

ですが、私が購入した個体のブリスターには

fx-290-N

と書かれていました。Nの有無の仕様の違いは現時点では不明.

« ある日の相棒達 序章 / M400 ・ fx-290-N ・ プロフィット21 梨地 | トップページ | ペリカン スーベレーン M400 緑縞 とペンクリニック / ある日の相棒達 その3 »

Calculators」カテゴリの記事

コメント

記事を加筆訂正いたしました.

記事を加筆修正いたしました。

その節は有り難うございました.

こちらの記事も加筆修正されたようですね.
私の「考察」記事は如何だったでしょうか?

こちらこそ たいへんに勉強になりました。お忙しい中 駄文にお付き合いいただきまして本当にありがとうございました。
当方の稚拙な表現は先生をさぞや悩ませたことでしょう。

先生の御考察記事はお見事でした。何度も何度も読み返させていただきました。
的確にして簡潔でありながら、行間に埋め込むものはきちんと埋め込み、先生の高邁なる精神を感じさせるものです。

後進の指導にあたる者はこうありたいと日々反省する事しきりであります。

これからもご指導の程 宜しくお願い致します。

型番の最後の記号の N は,ブリスターパック入りのものを指すようです.
それ以前は箱入りだったのかな.

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1099765/40081199

この記事へのトラックバック一覧です: 関数電卓のメモリー周りのバグ問題と解決法を素人が妄想する ・ ある日の相棒達 その2 / CASIO fx-290-N:

« ある日の相棒達 序章 / M400 ・ fx-290-N ・ プロフィット21 梨地 | トップページ | ペリカン スーベレーン M400 緑縞 とペンクリニック / ある日の相棒達 その3 »