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2010年11月

2010年11月23日 (火)

この時代の軸は美しい。

この時代の軸は美しい。
このくらいの時代の軸には本当に美しいモノがありますね
 
もっとも私のこの写真では伝わらないでしょうが
 
 
やはり実物をその手にして、その目で見ないと
 
 
こういう モノ が少なくなりましたねぇ....

2010年11月16日 (火)

パイロット カスタム EF / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その20 パイロット編9

パイロット カスタム EF / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その20 パイロット編9

ここのところ、万年筆は 中字 や 細字ながら中字寄り を中心に使い込んでいましたが、
私を極細の魅力に連れ戻してくれた1本
 
 
パイロット カスタム EFニブ
 
 
軸が地味なためか、はたまたエコノミークラス(?)だからなのか、正当に評価されていない気がしますが、この3号ニブの出来は非常に良いです。
 
 
 万年筆の
   全てのクラスに
          死角なし
 
 
と一句ひねってみました。恐るべしパイロット コーポレーション (汗)
 
パイロット カスタム EF / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その20 パイロット編9 
 
 実は パイロット は、3号ニブのこのクラスにも かつてはソフト調の〈S〉系統のニブをラインナップしていました。
こちらの〈SF〉は 以前エントリしたので、(あちらのブログの方だったかな?)またいづれ書きたくなったら書きます。非常に良いです。
カスタム 74 の 5号〈S〉系統のニブ も好きですが、この 3号ニブの〈SF〉も私は好きです。
 
 【カスタム】 の旧いモデルの方も(カスタム74 が 67 からモデルチェンジになったように)マイナーチェンジしているようです。

一見して外見こそ同じですが、ソフト調ではないBニブでさえ 現行ニブより やわらかタッチ でした。
Bニブは ほとんど使わないのに思わず確保しようとして、なんとか踏みとどまりましたが。
 
 
 旧い方のモデルは、
 
・軸に貼ってあるステッカーが赤い

・おそらく ニブの弾性が違う

・インナーキャップの内部形状が違い、機密性(訂正→)気密性が高い。
(実際にキャップを抜けば違いが判ります。機密性(訂正→)気密性がやや高すぎるようで、ペン先がインクでよごれたりします。)

などの違いがあります。(←これくらいしか 知らない....)
 
 
 現行モデルでも、このデザインが【大嫌い】で【とてもガマンならん】と思っていなかったら、是非に。 と おすすめします。
 
 心地よい弾力を感じられる繊細かつダイナミックな14Kニブを味わうと、高価でダメな万年筆が、自分の中であぶり出される ある意味おそろしいモデルです。
 純正のブルーブラックを入れたなら、極細のEFニブでペン先を紙面上で速く大きく左右に振っても全くのカスレ知らずです。
パイロットのインクの性質と、パイロットの万年筆のインクフローの良さを体現した1本。
 
 
ゆっくりしっかり書きたい向きには黒インクが適。
黒インクの方が、若干落ち着いたインクフローになるようです。
 
 
 
 ZEAKさんのところで、この3号ニブがぺんてるの万年筆 ランスロット にOEM供給されているのが紹介されています。
(あえて リンクせず)
 
 
…極細のペン先で手帳に小さな文字から、大きな紙面に心地よく大きな文字まで自在に書ける万能の極上ニブですよ。

2010年11月10日 (水)

プロフィット21川口スペシャル その後 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その19 セーラー 編6

プロフィット21川口スペシャル その後 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その19 セーラー 編6

今 私が最もかわいくてしょうがない万年筆がコレ。
 
 
セーラー プロフィット21 H-M 川口スペシャル(←勝手に命名)
 
 
どこにでも連れて行く位の溺愛ぶり。
 
 
…この個体には特別の思い入れが詰まっているのだ。
 
 
 そのポテンシャルの高さを感じつつも、今ひとつ思い通りにならない。
しかしある日、苦楽を供にした相棒が、ついにその潜在能力をフルに発揮する…。
おあずけをたっぷりとくらったあとにやってくる快感は、脳内に溢れんばかりの快楽物質を充満させるようだ。
 高名な脳科学者によると、脳は本来 快楽主義者なのだそうだ。さすれば、この情況(状況)には誰もが滅法弱いハズである。
 
この辺りにも、ペンクリニックの存在する価値(罠?)があるのかもしれない。
 
 
 
 さて、この個体との出会いは、とある文具店で とある万年筆を購入した時。
 そちらの方の万年筆は現在 私が自らの手に合わせてペン先を育てている。
その万年筆のペン先には少々クセがあるが、その事は承知して購入している。
筆記線はスタブの様に縦に太く横に細い線に…
 
 
…おっと 話題が逸れた
 
 
 私は ある重要なプロジェクトの為にその地を幾度も訪れていた。
そんな中、どうしても店の奥の棚に隠されている「箱入り娘」のシェーファーに会いたくなってその文具店を再度訪れた。
しかし残念な事に「箱入り娘」のシェーファーとは破談になった。 
といっても、そのまま帰るワケにはいかない。いろいろと楽しませていただいた礼に、1本連れて帰らなければなるまい。
…「ひやかし」だけでは、正確には客ではない。…
貴重な時間を私に割いて応対して下さった店主様には、礼を尽くさないわけにはいかない。
(…そこのお若いの〜。 大ベテランのプロのエッセンスをタダで頂く っつうのは商人((←あきんど とお読み下さい)) に失礼ってモンだろぅっ? えぇっ)
 
 そこで、それまであまり縁がなく、あまり所有していないセーラーのしっかりとした中字を選ぶなら と、いうワケで、ウチのコになってもらった。
 
 
…いやいや まだ話題が逸れている。
 
 本題は 川口先生に診ていただいた このプロフィット21 のその後のハナシであった。
 
 
 以前に書いたが、調整前にはスリットはペンポイントの少し手前で閉まっていたのだ。ここでインクの流れが悪化していた(たぶん)。 
 
プロフィット21川口スペシャル その後 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その19 セーラー 編6 
調整後には、スリットは以前に比べて美しく開いている。
ハート穴からペンポイントにかけて徐々に閉じてゆく。
 
 あの状態から一発(スリットを開くのには1秒)で この状態にもってきてしまうテクニックはスゴい。
自社のペン先とはいえ、3次元の世界で ここまで自在にコントロールできるとは思ってもいませんでした。 
 
…プロフェッショナルって スゴい。
 
 
あれから、インクフローの潤沢なM字幅は安定して健在。調整戻りは発生していない。
 
インクを純正のブラックからブルーブラックに変更してフローの変化を楽しんでいるワケです。
 
 
…以前は好まなかったセーラー純正のブルーブラックがとても気に入ったのは なぜ?

2010年11月 5日 (金)

パイロット カスタム742 フォルカン 2 /『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その18 パイロット編8

パイロット カスタム742 フォルカン 2 /『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その18 パイロット編8
 私は急いでいた。

パイロットのフォルカンを買うにあたっては、出来る限り多くの在庫の中からベストの1本を選択すべく、某大型文具店へと急いだ。
 
 
(パイロットの万年筆の品質は一様に高いと思っている。しかし特殊ペン先の中でも、こと【やわらか】ペン先に関しては ばらつき の出る確率は高い。 と考えていた。)
 
 
所要時間に猶予は無い。購入するタイミングも今この時をおいて他に無い。
 いつもなら、アレコレ見てからおもむろにターゲットに近づいてゆくのだが、この時は目標エリアへと直行する。
 
販売員さんに目的のモノを全部出してもらってペン先のチェックを…
…ところが、在庫は展示品のこの1本しかない という。
 
【趣味文】で やわらかペン先の特集を組む前のハナシだが、すでに フォルカンの人気は相当上がってきていたようだ。
 
 
 気を取り直して、ペン先をルーペで拝見する。
 
…難点が2点見える。
 
…どうしたものか… コイツを慣らすには少々苦労するハズである。
 
 
 
 実は 写真で見るフォルカンのニブのカタチはあまり好きにはなれそうもなかった。書き心地が良ければ見映えはガマンしよう とさえ思っていた。
だが、写真で感じていた貧弱なニブのイメージは 目の前の実物のニブが一瞬で吹き飛ばしてしまった。
ペラペラで小振りなニブかと思っていたが、なかなかどうして迫力と重厚感さえ備えている。装飾のないその表情はかえってスゴみがある。まるで 鞘から抜いた【真剣】のようであった。
初見の印象は、上段者と竹刀を合わせた時のヒヤリとするあの感じにも似ていた。緊張感さえ漂っている。
 
…コイツはデキる…(汗)
 
 
 
 今回も 743 は外した。今の私には 742 で充分だ。742 FA が気に入ったら 743 にステップアップ というのがモノの道理というものだ。愉しみを先に残しておくのも悪くはない。
(本当に気に入ったら、ステップアップしない かもしれないが....)
 
 
 
 選択枝がニ択になった。私的には購入するならタイミングは 今しかない。
 
というワケで、今 手元にあるのが パイロット カスタム742 FA ニブ
 
ついでに品番
FKK-2000R-B-FA
 
 
ハッキリ書いてしまおう。
 
この個体の問題点のひとつは、ペン先に軽度のズレがある事。
 
 
…ナゼだか 私の手元にやってくるペン先ズレは 右上がりばかりのような気がする。
私の書きグセは左ひねり傾向なので、ペン先ズレは左上がりなら書き易い。
(ただし、描線は 与えられた設定より太めになる。)
 
ペン先の右上がり は 意識して右にひねっておかないとカスレるので、私の手元にやってくる【右上がり】達は、私の書きグセを矯正してくれるありがたい相棒達かもしれない。
 
 
 考え方によっては、書きながらペン先を治す為に
 
・少し右にひねって書き出して、
 
・書きながら 意識してわずかづつ左にひねり戻してゆく
 
ので、悪いクセがつく とも考えられるが…。
 
 
 
 相変わらず前置きが長いが、以下は 購入後約10ヶ月を経てのインプレッション。
 
 ちなみに、ペン先ズレはすでに治っている。ペンクリや自己ペン先調整は一切おこなっていない。
フォルカンはペン先がやわらかめなので治りやすい。

現在は、ほぼメーカーの意図したフォルカンになっているだろう。
 
 
 このペン先は、書く度にペン先の縦方向のしなりがとても心地よい。
ペン先の硬軟がどうのこうの というより、縦方向の大きな弾力が、ペンを持つ指先を介して脳内に快楽物質を生み出すらしい。
 
…これはハマると気持ち良い書き心地だ。
 
 
さらに、もっとナーバスかと思っていたが意外な事に、フォルカンは紙面を選ばない。(インクフローは良いので、紙面への滲みや裏抜けは別の話だ)
 
 
ただ一点、このペン先の苦手な場面は、小刻みに揺れる車内での筆記。コイツは苦手だ。小さな振動が【大きな弾力】をスポイルしてしまう。
 
 
 やわらかめのニブなので、インクフローは当然潤沢な設定。
使用しているパイロット純正のブルーブラックインクのフローの良さも手伝って インクフローは抜群。
文字の色は濃いめで、書いた文字の濃淡が美しい。
 
 フォルカンは縦書きの方が向いているかもしれない。横書きでは、どんなに修練を積んでも 私には筆のような筆致にはなりそうもない。
 
 
 
 使い始めは中字かと思うほど筆記線が太めだった。
(おそらく)本来の 細字 になってきたと感じるようになった頃にペン先をルーペで観察してみると、右上がりだったペン先は左右が綺麗に揃って並んでいた。
 
 
 
現行万年筆で、このような やわらか 大きな 縦方向の弾力 を指先で堪能できる貴重な1本。
この感触を味わうための投資は私にとって価値のあるものでした。
 
紡ぎ出される文字は、悪筆なれど味わい深い。 と 自己満足。
 
 
 
…パイロットさんには悪いが、当分743にステップアップする事はなさそうだ。

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