パイロット カスタム74 SFM その2 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』その16 パイロット編6
パイロット カスタム74 の【SM】ニブの方は私の手に非常に良く合うようで、他のどんな万年筆を使った後でも、その孤高のポジションをなにものにも譲らない。
(ルーペでペン先を観察すると この個体はプロポーションが完璧なのですよ。
この個体は数本の中から自分で検品して選んだモノなのだ。)
ただ、SMニブはインクフローが良く、ペン先が開いてインクの出をコントロールでき、 M より場面によっては 線が少し太い。
そこが良いのだが、このタッチでもう少し細めも欲しくなった。
で、少し細めの【SFM】に目を向けた矢先に、マイナーチェンジだと勝手に思い込んで、それならあの店だ と即確保に走ったという次第。
しかしながらこの カスタム74のSFM は、私の手には合わないらしい。(私の手が合わない ともいう。)
SMニブの方は、初めからカートリッジで パイロット純正の 濃淡の表現できるブラック を使用中。
これが絶好調で文句のつけようがない。
SFM の方は、カートリッジで今ひとつ。コンバータ(CON-70)に換装しても、改善しない。
私は、万年筆をネットでポチる事はほとんどなく、実物をみて購入します。
ちなみに、私は万年筆を買う時に、全てルーペで観察しているワケでは ない。
そうすれば、99%狙い通りの当り個体をセレクトできる自信はある。
だが、店主様との関係とか、その時の勢いや、お店で愉しませて頂いたお礼に だったり、コイツは手が掛かると判っていながら購入する事もある。
(大型文具店で、在庫を全て出させて試し書きをして、一番書き味の悪い個体を購入するという強者もいるという)
私の万年筆達には、それぞれの出会いの思い出がある。
この カスタム74のSFMニブ には、暫しの眠りに就いてもらう事にする。
じゃじゃ馬ならしではないが、手が掛かるコほど可愛いものだったりする。
復活の日が愉しみだ。
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