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2010年7月19日 (月)

セーラー プロフィット 14K /『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』シリーズその9 セーラー編2

セーラー プロフィット 14K /『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』シリーズその9 セーラー編2
私は セーラーの万年筆とはあまり縁がない。嫌いというワケではない。
たまたま巡り逢えないだけで....。
…地域性もあるか と。

そんな私が今 最も信頼しているが、この2本

セーラー プロフィット スタンダード

錨マークの14Kのペン先を持つ1本は先日公開しました。

セーラーのペン先には側面に字幅の刻印があります。 
 
セーラーの万年筆の刻印は時代やモデルによって位置や表記法が変わります。
このあたりの時代からそれ以降のプロフィットやプロギアなどの主軸モデルなら、
ペン先の表面をじっくりとそしてニンマリと眺めてから おもむろに、向かって左側面を見ましょう。
 
H-M
 
的なものが刻んであります。これがセーラー万年筆の字幅+αの刻印
 
 
現行品ならば先(←左側)にくるアルファベットは ほとんど【H】です。
Hard の H といわれています。

以前のモデルには

S-B

などと刻んであるものもあります。

【S】は Soft の S といわれています。
私は近年、デッドストックの【S】を目にした事はないです。見つけたら即確保は間違いないところですが....。
 
ちなみに、長刀(なぎなた)モデルなら【N】ですね。
 
 
 
私の愛用する プロフィット スタンダード 14K は

H-MF
硬めの中細字

です。

中細字なら、FM(ファインミディアム)となるものが多いと思うのですが、セーラーでは MF の表記のようですね。(←と 書いて、いつの間にか【パイロット】ベースの見方になっているのでは....と自問自答。)
細字寄りの【中字】である という事でしょうか。

現在の使用インクは、純正のブラック。粘度高めのインクの上を心地良く滑らかにペン先が滑走します。

この個体に関しては、インクフローは潤沢気味な 私好みの状態で、ペン先が生み出すのはとても安定した描線です。
 
 
 
万年筆に黒インクは面白くない と以前は思っていましたが、黒インクもなかなか悪くない と思う今日この頃。
何より、公私ともにOKなのも重要。
今のインクを使い切ったら、コンバータを装着してセーラーの【極黒】を入れてみる予定。
 
 
 
ペン先は硬めといっても、ガチガチのガチニブではありません。
小さくて硬めながら 心地良い弾力を備えています。やわらかく書くほどに ペン先のしなやかで硬めの弾力を味わう事ができます。
 
 
 
ひと回り大型の錨マークの18Kのニブなどは、H-F H-M H-B の全ての太さのニブが【Hard】とは思えない位しなやかですね。

しかも、横顔も素敵。

プロフィット 梨地(←マットブラック)軸などに着いています。
プロフィット21の標準のニブが 21K になる前は、18K だったのですね。(←このへんはよく判らない。)
この18Kのニブは素晴らしく良いですよ〜。
良い万年筆をお探しの方は、見つけたら即確保される事をおススメします。

セーラーのペン先も年々硬めに移行しているようです。
 
 
またまた内容が逸れながらも、それはさておき この プロフィット 【スタンダード】の良さは、ニブの他にも。
トリムの色味と、なんといっても手頃に小さめのこのサイズ。

まず ヤらしくない。
「万年筆だぜぃ」的なヤらしさがない。
小振りで、ペン先の表情もトリムのゴールドも 薄めで地味め。
現行 プロフィット21 みたいなビッカビカのゴールドの、場面によっては取り出すのがはばかられるほどの強烈な自己主張は ない。
 
 
 
万年筆のキャップを尻軸には挿さない派の私ですが、
この プロフィット スタンダード と ペリカン スーベレーン M400 の2本だけはキャップを尻軸に着けて使う事が多いです。
尻軸に装着時のキャップの安定度も良いです。
 
 
絶妙なバランスの小型の駆体は、国内のモデルでは他に存在しないのでは。
 
 
珍しく数字で比較

ペン先収納時
・全長約135mm

他社競合品では、

プラチナ22K(現行品は18Kスタンダード)
・全長約136mm

パイロット カスタム(←74に非ず。ひとつ下のクラスのカスタム)
・全長約134mm

あれれ。またほとんど同じだ(汗)
 
 
ちなみに、パイロット カスタム74は
・全長約143mm と、圧倒的に長い。
 
 
では、抜き身で(以下 ノギスでの実測値)

プロフィット スタンダード
・約11.7mm

プラチナ22K
・約12.2mm

パイロット カスタム
・約12.5mm

ちなみに、パイロット カスタム74
・約12.6mm
 
プロフィット スタンダードが短い。
 
 
では首軸の最も太いところのφ(←ファイと読む。直径の事)
プロフィット スタンダード
・約12.0mm
(私はこれの首軸は持たないので、ネジ部近くの胴軸部)

プラチナ22K
・約10.4mm

パイロット カスタム
・約9.9mm

パイロット カスタム74
・約11.7mm
(私はこれの首軸も持たないので、ネジ部近くの胴軸部)

と、プロフィット スタンダードが太い。

さらに、キャップリングのφ
プロフィット スタンダード
・約14.9mm

プラチナ22K
・約13.0mm

パイロット カスタム
・約12.0mm

パイロット カスタム74
・約14.7mm

と、プロフィット スタンダードが太い。
 
 
セーラー プロフィット 14K /『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』シリーズその9 セーラー編2 
 
わかりにくいので並べてみました。
左から
カスタム、22K、プロフィット14K
 
 
 
並べ方が悪いので、プロフィットが明らかに短いように見えますが、その差はたった 1mmづつ。(汗)
光って軸のφの差も判りづらいか?(移動中の車中にての撮影にて御容赦)

使っていると、プロフィット スタンダードが 太いけど一番小さく 感じていました。胸ポケットへの収納時にも一番短いと思っていました。
ずいぶんいろいろと錯覚していました。(抜き身でのみ明かに短い。プロフィット21との比較が自分の中で行われていましたね。)

タテヨコ比のバランスで印象が全くもって変わり、頭と尻尾を絞り込んだ所謂バランス型とストレートなライン(ここに並んだこれらはベスト型とは言えまい。。)の駆体の印象の違い。

何を導き出したかったか というと、ぶっちゃけ アレに近いプロポーションなワケですね。
146が収納時約145mm
144が収納時約135mm
 
144に近い。
 
 
 
このサイズ(使用感を含む)は、国産3社の万年筆ではセーラーにしか存在しない(と思う)貴重品なのです。
現行 プロフィット スタンダード もサイズ(使用感を含む)においてはまた同じ価値があります。
 
 
 
2本めは長くなったので、次回あたりに。
書きかけの原稿が6本位あるわ、エントリ待ちは山のようにあるわでこぼれ落ちるもの多数....。
 
 
 
セーラーのプロフィット21やプロフィットスタンダードは、某146や145や144をリスペクトしている。と云われても致し方ない かな。

でも、この2本は大好き。

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コメント

たしかに!

マイスターなんとかのオマージュ感ありますね(笑)

>T さま
コメント ありがとうございます。
万年筆の黄金比はやっぱりこのプロポーションでしょうね。最近の私の愛用は、セーラーがトップです。
スーベなんとかは双璧だと思いますが、コイツは唯一無二の存在ですね。

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