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2009年12月23日 (水)

プラチナ #3776 と もう1本 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』 シリーズその3 プラチナ編2

プラチナ #3776 と もう1本 / 『日本を代表する3社のどの万年筆を選ぶか』 シリーズその2 プラチナ編2
さて、プラチナ #3776 バランス 黒軸 の本題に。(トップ画像はプラチナ 22K 細字のペン先です。)

長所は
●初めは硬いと感じ、慣れると軟らかさすら感じるペン先。
●安定した線幅
●必要にして充分で安定したインクフロー

短所は
●クリップが....
●軸の質感がねぇ。
●キャップリングも。。。

●初めは硬いと感じ、慣れると軟らかさすら感じるペン先。

万年筆をペン先の硬軟で論じるのはやや浅薄かとは思います。 が やはり気になるその硬軟。

書き心地は 一般にはペン先の形が平たい方が、緩く弓なりになっているものよりも軟らかいといわれます。
「プラチナのペン先は硬い」 とよくいわれますが、現在の#3776自慢のペン先は平たいのです。国産3大メーカーで最も平たく、肩が張り出したデザイン。

ペン先に光が集まって反射するような条件下で筆記すると、ペン先の穂先が小さくコマカく動いているのが見えます。平たいペン先が、穂先のコマカい『上下』の動きを可能にしています。
(セーラーやパイロットのペン先のほとんどがこのような動きをしません。)

実はここに#3776の醍醐味があると私は思うのです。
この先にたしかに硬めのゾーンがありますが、この硬さをダイレクトに感じてしまうのは、筆圧が高過ぎの可能性が。

軟らかな(例えば現行品ならばパイロット カスタムの《S》系統のペン先のような)万年筆に慣れていると、このペン先のしなやかな穂先を愉しめます。
#3776 なので、他社ではなくプラチナの万年筆でそこまでショートカットする方法は後述。
(答えが画像に……。)

プラチナの万年筆と一緒に使うと愉しいおススメの紙は、表面が平滑過ぎない紙。
(Hagy的にはマルマンの紙が好み。わずかに 筆記線が 滲むという程でもなく拡がる感じも好きです。)
プラチナの万年筆で筆記する時に紙面のごくごく小さなざらつきをツツーッとペン先で感じるのが心地よいのです。

●安定した線幅

線幅が一定ですね。常に。これもプラチナの良いところ。詳細は後述。

●必要にして充分で安定したインクフロー

意外に評価されていないような気がします。
#3776のサイズのオープンニブで、しかもペン芯からペンポイントまでの距離が比較的長いのですが、常に一定のインクを供給するのは素晴らしい技術ですね。

そういえば、#3776の 極太 のニブのスリットは おそろしく開いていて、これでインクがちゃんと流れるのだろうか心配になるほど。

短所は
●クリップが....

うーむ。スッと入らん。

●軸の質感がねぇ。
●キャップリングも。。。

ここはまとめて。
セーラーさんの万年筆の記事で、ペン先補助軸呼ばわりしてしまいましたが(所有する前のイメージなので....、3社の同クラスで最も『プラスチッキー』なのは、#3776なのでした。
……ペン先にコストがかかっているのね。きっと。(^^;

上のクラスですが、ブライヤーの軸は 良いですよ。

中屋さんの存在する理由がここにあります。

(つづく)

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コメント

数年前,22K スタンダードを高く評価しているブログを見て,ヤフオクで22kスタンダードの太字を落札.ちょっと柔らかすぎると思って放置していました.その後,14Kスタンダード極細と18Kスタンダード極細を購入.14Kスタンダード極細の細さと線の均一さでずっと校正用に使っていました.18Kスタンダードはあまりにインクフローが渋く放置していましたが,いま修理にだしています.個体差もあるかもしれませんが硬さは両者同じくらいと私は思います.

万年筆を使い始めて10年くらいたって最近,筆圧が低くなり,しなりのあるものを望む気分になってきました.スーベレン600のFも硬いなあ,と少し気になってきました.また中屋の3776極細も少し硬いと思います.14Kスタンダードはもともとややコツコツする感覚が難点でした.そこで3776細軟を購入したのですが,これがインクフローが絶妙の大当たり品です.カスタム67のEFを最近入手できたのですが,ちょっとコントロールしにくいです.
そこで数年前の22Kのことを思い出し,22Kの極細はきっとよいだろうと思ったのです.
GOOGLEで検索しこのサイトを発見しました.
この間,廃盤品を在庫してそうな店に行って22Kスタンダードの細字を試筆.やはりよかったです.でも既に100本くらい万年筆があるので,ぐっとこらえてそのまま帰宅.細字でもかなり細いからいいかもしれないんですけどね.買った方が良かったかな.極細をもうし少し探してみようと思ってます.どうやって探すのがいいでしょうね.

>オムリン さん
良いモノをたくさんお持ちなのですね。カスタム67は憧れです。

22Kスタンダードを高く評価しているブログ に非常に興味があります。

22Kスタンダードのプロポーションで『太字』は用途が難しそうですね。

私は 14Kスタンダードを22Kより前に購入いたしましたので、はじめは気に入っておりましたが、22Kを手に入れてから一度だけ戻ってみたきり 全く使わなくなってしまいました。
18Kスタンダードは、手元に残っておりませんので、指先の感覚の記憶(←旧いのでかなり怪しい....)が頼りです。
インクフローの渋い万年筆は書き続けてもフローは改善しないので、調整に出されたのは正解かも です。フローが良くなったら、きっと印象も変わるのでは。

14Kスタンダードはおっしゃる通り校正などでシャキッとした線を引くのに良いかもしれませんね。
22Kは私にとっては繊細なので、余裕のある場面で使っています。コイツ1本でどんな場面でもこなせるようになりたいと(でもコピー用紙のようなコート紙は無理!)日々精進しています。

私見ですが、プラチナ萬年筆の18Kは、何故かインクフローが渋め(の設定なのでしょうか。。。)のモノが多いと感じています。
このメーカーは14Kの方がインクフローが良い と感じています。パイロットも14Kをスタンダードにしていますね。
プラチナの『軟』系やパイロットの『S』系(含FA)のように軟らかなペン先はアタリ個体が少ないようなので、#3776の『細軟』のアタリ個体は羨ましい限りです。

『パイロット』のカスタム67や(←まだ所有していませんが。。。)カスタムカエデや74系統の『S』系のニブ達は、おっしゃる通りコントロールが難しいですね。私など悪筆丸出しになります。

18Kスタンダードがイイ感じになってお手元に戻って来ると良いですね。

入手方法ですが、私は足で稼ぐタイプで、宝探しを楽しんでおります。
22Kの『極細』と『細』ですが、私はずっと純正のブルーブラックをカートリッジで使っています。ご存知のようにこのインク、早く使わないと煮詰まって重くなり、やや太めになります。なにぶん細字でインクのモチが良いので、自分で使っていて、どちらが 細 か 極細 か判らなくなります。(^^;
従って 私的には、22Kなら 極細 でも 細 でも「見つけたら買え。」です。
まだ あるところにはあります。私の行動範囲内には、赤軸も含めて4本はあります。そのうち買い占めてやろうかと思っとります。(゜_゜)☆\ぽか

返事うれしいです.じつは夕べ書いたのですが,送信でなく「確認」を押してたようです.

22Kを高く評価しているブログを見たのは数年前で,いまはどこだったかまだあるのか,わかりません.
22Kのありかを4本もご存じとはうらやましい.激しくうらやましいです.たしかに22K細字は付けインクでしたが良好でした.18kの修理品を受け取るときまでに考えてみます.

毛筆では太字は穂先が長いですよね.スタンダードは穂先が短いからだと思うのですが,22Kの太字はグニグニしてよくありません.しかし,穂先が短いので,極細はきっといいんですよね.ますます欲しくなりました.

カスタム67は人気ですね.ヤフオクの過去の落札価格に比べて最近は高いようです.カスタム67極細とカスタム74,SFとの比較では若干SFの方が柔らかいと思います.その意味では確かに適度な柔らかさで人気もうなずけます.私は3776細軟の方が好きです.

3776細軟に出会ってから,細軟にはまりまして,プラチナポケット18K細軟をヤフオクで落札し昨日試し書きしました.ペン先がペラペラですが,弾力はある程度あってコントロールは難しくありません.(穂先がもっと短いから?).何だこれで十分じゃん!!と思ったら,これまで集めた極細の山がむなしくなりました.中屋に超極細軟をオーダーしようかと思案していたのですが,ブレーキかかりました.いいんだけど
高いですよね.

プラチナポケットの22Kは18Kの細軟より柔らかい,と書いている方がいて(どこだったか忘れた)入手したいなと悪い私がささやいています.
あと,新型エラボーEFも興味あります.もしも感想教えていただければと思います.重いこと,高価なことで迷っています.

>オムリン さん
再びの書き込み ありがとうございます。
私は常々 22Kスタンダードの『極細』・『細』は、どちらでも「見つけたら買え」とお勧めしています。(と ぐいぐい背中を押す)
ただ、おっしゃる通り 中字以上は別モノと 分けて望んだ方が良いかと思います。
22Kスタンダードは時間の経過とともに入手はますます困難となるでしょう。

カスタム67の人気がそれほど上がっているとは知りませんでした。
カスタム74の《S》系ニブは、もう少しだけ 腰がある ともっと良くなる気もします。それが 67 なのでしょうか。
私には今のところ縁がないようで 67 には 数年巡り逢えません。

#3776の『細軟』は、そんなに良いですか。
プラチナの細軟はいくつか所有していますが、#3776の『細字』はマルチに良いので、(軸の質感が 残念 なのもあります。。。)他の#3776に浮気する気が起きませんでした。
#3776の細軟も近いうちに試してみる事にします。

中屋は最終的な着地点ですかね。

ショートサイズの万年筆は大好物で見かけるとつい買ってしまうのでたくさんありますが、22Kスタンダード(ロングサイズ)があるので、プラチナ ポケット22Kはずっとスルーしています。


エラボーですが、初期型のおそらく最終のモデルを持っています。これについてはエントリ待機中です。
あらためて書きたいと思いますが、2つ。
初期型エラボーは、軽さが質感をスボイルしたので、新型はしっかりした造りにしたのでは と考えています。
この特殊なペン先は、細字向きではなく、M以上が良いと感じています。

はじめまして。
プラチナ22K情報嬉しいです。ありがとうございます。おととい同じニブ形で、22K太字入手しました。キャップ金張り部分「プレジデント」の刻印がありました。今度メーカーに年代問合せしてみるつもりです。70年代だと嬉しいです。ちなみに書き味はヌルヌルで最高。アカ軸です。書き馴れて太くなったパイロットカスタム74Mニブより、ほんの少し太い感じです。国産洋物問わずの、Bニブかもしれません。プラチナは先日丸善で現行品を試筆しましたが、太字いいですよね、フロー良すぎで。今は中性洗剤漬け→カートリッジ切って+注射器で吹き付け注射→念押しで水漬けをしています。あさってにはインクを刺して更なる書き味探求にいそしみます。でもプラチナは軸周りの質感がイマイチですよね・・・。それも味かな。プラチナはまりそうです!

>K2さん
はじめまして。22K愛の溢れるコメント ありがとうございます。
そのお手元の1本はプラチナ22Kのハイエンドモデルの【プレジデント 22K スタンダード】なのですね。
おめでとうございます。良いものを入手されましたね。
今頃は、その書き味を再度堪能されているのでしょうか。
このニブはタテヨコにアールがあり(ラウンドしており)、独特の心地良くやわらか弾力のあるしなりを生み出しますね。
こういったアールを持ったニブはたいへんに貴重な存在ですね。
プラチナの萬年筆の生み出す描線はシャープに締まったラインですね。
それでいて、インクフローはたいへん良いものが多い印象です。非常に安定したプラチナのインクフローはもっと評価されても良いと思います。特に現行の#3776系統のニブではインクフローの安定度はますます高まっていると感じます。
これの太字のスリットは信じられない位開いており、これでよくフローをコントロールできるものだと感心します。
22Kスタンダードの軸には私は不満はありませんが、#3776系の樹脂軸の質感は少々残念です。
というワケで、ブライヤー軸の人気が上がり、中屋さんの存在が重要な意味を持ちますね。
ようこそ プラチナワールドへ。
プレジデント22K情報 ありがとうございました。
さらなるK2さんの進化と、それに伴う情報など楽しみにお待ちしております。

Hagy様

ご返事ありがとうございます。ハイエンドモデルだったのですね。ご教授大変勉強になりました。解説を頂くと一層愛着が湧くものですね。あれから実家にてプラチナショートの18K太字を入手しました。イリジウムがとても大きく、線香花火が落ちる直前のような姿をしており、ショートに似合わぬその大きさがなんだか笑えます。22Kの方はモンブラン黒インクを入れたらフローが若干渋目になってしまいました。他のペンだと問題ありませんでしたが、やはり相性があるのでしょうね。中屋の金魚+ミュージックニブが欲しいなあ、等と夢想しております。少し高いかな・・・。プラチナワールドに入ってしまいましたね。

>K2さん
あらためて Web で自分の所有するペンの姿や評価を見ると、確かに さらに愛着が湧きますね。

プラチナ ショート 18K 太字 のイリジウムが大きな個体を入手されたとの事。
もしかして いわゆる【クーゲル】みたいだったりすると嬉しいですね。書き味も最高だったりして。

プラチナ ショート は、小さいながらもペン先のしなりを感じられるたいへんに魅力的な万年筆だと私的には評価しています。
しばしば回帰しては、近年の大型で硬めのオープンニブよりも 書いていて愉しく心地良く感じられたりします。

私は最近見掛けた 比較的大きめのニブで、【4】と刻まれた中字のものを久しぶりに連れて帰る予定です。
数字の【4】は ニブサイズではないかと思っています。セーラーのショートなら【中字】を意味するようですが....。

私は純正インク派 なのでプラチナの萬年筆にモンブランの黒インクを入れた事はありません。
フローが渋くなるのですね。参考になります。
プラチナの萬年筆は、ブラックとブルーブラックという純正ながら全く特性の違うインクを問題なくコントロールします。凄い技術だと思います。
そのちょうど中間あたりに位置する モンブランのブラックがフロー渋めという事は、表面張力の違いかも知れませんね。(と 話題は尽きない)

プラチナ・中屋のミュージックニブ。良いですね。私も欲しいです。
金魚を電車内で使っている人を見た事がありますが、存在感は抜群ですね。(プラチナの金魚かもしれない....。)

参考文献
【趣味の文具箱】11号
えい出版社

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