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2009年3月

2009年3月 2日 (月)

パイロット キャップレス / PILOT Capless C-250SS

パイロット キャップレス / PILOT Capless C-250SS


歴代のキャップレスではこれが一番。

C-250SS

1968年製。

ペン先の刻印は

PILOT
14K-585
その下の JIS マークは下半分がペン芯に埋まっています。

C はCapless の C

250 は型番と価格を表しています。

SS は ステンレス でしょう。(「S」は 少なくともこの頃の PILOT では Short モデルを指すようです。キャップレスにもショートモデルが存在します。)

最大の特徴は「自重式」である事。ノック式と回転式のキャップレス達の中では異端児。でもコレが本来の「キャップレス」のコンセプトに最も近いのでは。

クリップがスライドスイッチを兼ねており、収納している「万年筆ユニット」のインクの乾きを防止する「バタフライシャッター」を開閉させ、筆記時には「万年筆ユニット」を固定します。

C-250SS のペン先側(通常の万年筆なら天冠に当たる方)を下を向け、スライドスイッチ兼用のクリップを人差し指で引き上げるようにスライドさせると「ストン」と しかも適度に快適な重量感を伴って 小さなペン先が出て来ます。

書き味はキャップレスらしいやや硬めの味付け。とはいえ やはり鉄ペンとは違って筆記時にペン先のしなりを充分に感じる事が出来ます。
私の比較できるペン先の太さは「中字」と「中細字」の2種類。面白いのはそのチューン。
ペン先は「中字」と「中細字」では、「中字」が柔らかめ。「中細字」の方が硬め。

「中字」は、ニブにアールをもたせてやや下向きに。「中細字」は比較してストレート。
普通は細字のペン先にアールをつけてペン先を下向きにして硬度を保つ手法が多いと思いますが、このペン先はその逆で「中字」の方にやや下向きにつけたアールでニブの弾力を生み出しています。
小さく長い特殊なペン芯も書き味の柔らかさに一役買っています。

書き終えたら ペン先を上に向け、クリップをスライドさせるとペン先が「ストン」と収納されます。

シンプルな機構とステンレスボディが相俟ってタフで忙しい日常に最適な1本。

パイロット キャップレス / PILOT Capless C-250SS(クリップのギザギザの上に蜂蜜を垂らしたように滑り止めの弾力のある樹脂が付いています。アップの画像が ちょっとなんですが....。付いていないものがおそらく初期モデルで、この滑り止めが付いている方がスライドが軽快。おそらく小さなマイナーチェンジでしょう。)

ペン先は、(おそらく)バタフライシャッターによってのみ固定されるようです。

C-250SS の万年筆ユニットの固定機構について詳細は不明。私は万年筆は分解しませんので。 WEBでは強い筆圧でペン先が引っ込む事ありとの情報がありましたが、私は筆記中にペン先が引っ込んだ事は一度もありません。使用感からは、万年筆ユニットの複雑な固定機構があるようには感じられません。

シンプルゆえに壊れないので、41年目を迎えた今も現役。

パイロット キャップレス / PILOT Capless C-250SS今回は、出荷時にペン先の飛び出し防止に装着されていたというキャップを付けての記念撮影。

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