名機降臨 / Nikon D40
発売:2006 年 06 月
有効画素数:610 万画素
撮像素子:APS-C/23.7mm×15.6mm/CCD
ISO感度:ISO 200〜1600 ( ISO 1600に対し1段まで増感可能 )
マルチパターン測光:420分割RGBセンサーによるTTL開放測光方式
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ある日、Nikon のデジタル一眼レフ機 がジャンクの棚に鎮座していた。私はそのバッジを見て驚いた。名機 Nikon D40 だった。私は飛びつきたい気持ちを抑えて、うやうやしく両手を差し出した。
信じられない価格を付けられていた。私のジャンクカメラ設定価格内であった。
私の哨戒区域での Nikon D40 の価格は中古でもジャンク扱いでも 100 ドル程度だった。最近少し下回ったようだが。
このカメラ店でこの棚に鎮座しているという事は、すでに多数のジャンカー諸兄がスルーしているという事になる。考えられない。Nikon D40 なのに。
バッテリー EN-EL9 が入っていた。ラッキーである。しかし スイッチオン で無反応だった。
ジャンク理由のひとつ。動作確認出来ない。
うわずっている私は、しばらくボディ下方の落下痕に気付いていなかった。
シャッター周りはしっかりしている。グリップもすり減っていない。これはきっと動作品だ と確信した。
と、ここで落下痕に気付いた。かなり大きい。。。諸兄がスルーした理由はこれ か。
落下痕から ボディが受けた衝撃を推測してみる。
力の方向は、ボディ中心部に向かっていない。おそらくは1メートル程度の高さから、平面ではなく何かのカドに当たったのだろう。ドカンと平面に落ちると一時的にボディが歪み、撮像素子にかかるダメージが大きいが、このキズなら中心部は大丈夫である可能性が高い。
ただ、これだけのキズがあれば間違いなくジャンク扱いだな。
私はこの Nikon D40 を我が家にお迎えする事にした。キズはパーマセルテープで覆い隠す事にしよう。
幸いな事に、同じバッテリーの Nikon D60 を所有している。社外品だがバッテリーチャージャーがある。
自宅に戻って、バッテリーをチャージする。
チャージ出来た。バッテリーは大丈夫である。
D40 にセットする。
スイッチオン。
私はまたも勝利した。メモリーカードにデータを保存できた。
では、近いうちに試写に出かけて、多くの先輩方が惚れ込んだ Nikon D40 の吐き出す画像を楽しんでみる事にしよう。
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